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「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」

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 「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」を観たので感想を。前評判も高かったのだけど、それを軽々と超える面白さ!軽快なテンポと音楽、生徒会長と活動家コンビのモリー&エミリーの掛け合い、強烈な脇役たちに泣いて笑って最後は爽やかな風が。シモネタダメ絶対!でなければ、みんなに観てほしい作品です。

 「ブックスマート」とはガリ勉みたいな意味らしいですが、そんな彼女たちでも卒業パーティーにはちょっと参加してみたかったりするもの。私は推薦欲しさに学級委員長をやっていたようなわりと真面目キャラでしたが、心のどこかでギャルに憧れていたので共感しまくり。(家の裏は田んぼが広がるような田舎に住んでいたので、盗んだトラクターで走り出すくらいしかできやしない。盗んでないけど)

 チャラ男、ギャル、ガリ勉、オタク、変人・・・それぞれ違う側面があってみんな素敵。それに気づけたことだけでも素晴らしい高校生活だったのでは?ラストのモリーのスピーチでそんなことを思いました。古典的な展開のようで、スクールカースト上位にアジア系やヒスパニック系がいたり、エミリーが同性が好きなことではなくどうやって振り向かせるか?で悩んだりすることが至って自然に描かれ「現代のハイスクールもの」になっていたのも好印象。

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 校長先生からクラスメートまでみんな個性が強めで最高だったのだけど、私は神出鬼没すぎるジジがお気に入り。まるで岡田あーみん先生のキャラみたいに、どこにでもヌッと現れる姿に爆笑してしまいました。上のパンダとTシャツは映画を観ないと分からないネタなので、ぜひ観て!

 最近だとモリー役のビーニー・フェルドスタインも出ている「レディ・バード」とか「エイス・グレード」とか、アメリカのティーン映画には名作が多いな〜。

 ☆ちなみに見出し画像は押入れに潜入してドヤ顔のおかゆ嬢です。