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「ペイン・アンド・グローリー」

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 大好きなペドロ・アルモドバル監督「ペイン・アンド・グローリー」を観たので感想を。

 アルモドバル作品といえば強烈とも言えるインテリアとファッションとほとばしる熱いパトスのイメージですが、今回は監督の自伝的要素が強く淡々と穏やかなトーン。映画監督のサルバドールが心と身体の「痛み」に苦しみながら、過去に愛した人との再会や周囲の人々の支えにより少しずつ創作意欲を取り戻すまでが描かれています。時折白昼夢のように現れる幼い頃の豊かではなくとも楽しかった母との思い出や、性の目覚めのシーンが印象的でした。(特にあの職人の水浴びシーン!)

 ラテンセクシーの代表格だったアントニオ・バンデラスもいい感じに枯れて、抑えめだけれどサルバドールの心の動きが伝わってくる演技だったと思います。

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 見出し画像は純喫茶ミニチュアコレクションのガチャをひいて出た池袋「タカセ」のプリンアラモード。上野の「みはし」のクリームあんみつと一緒に撮ったら、巨大あんみつみたいに・・・。タカセは何度も行っている割にプリンアラモードは食べたことなかったので、次は頼んでみたいです。