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「憐れみの3章」


 ヨルゴス・ランティモス監督「憐れみの3章」を観たので感想を。前作「哀れなるものたち」同様、エマ・ストーンと組むことで一気にメジャー路線へ行くかと思いきや、同じキャストで異なる話を3章仕立てにするという意欲作。今回は監督自身による脚本ということもあってか、初期の「籠の中の乙女」などを彷彿とさせる不穏で不条理な物語が展開されていました。
 私が好きだったのは行方不明だった海洋学者の妻が帰ってきたことで、別人に入れ替わっているのではないかと疑い始めた夫の第2章。色々深読みしたくもなるけれど、これはブラックコメディーとして素直に受け入れるのがいいのかなと思いました。夫が観たいと言い出したビデオがまさかあんな内容だったとは思わず、つい笑ってしまいそうに。(そりゃあ友人夫婦も止めるわ)あと可愛い黒猫が出てくるのも加点要素。(でもあんなものは食べさせないで!)
 同じキャストがそれぞれ違った役を演じることで見えてくる共通点や違いを見つけるのも楽しいかもしれません。3章を通じて「支配したい、支配されたい、と同時に支配から逃れたい」と思う矛盾した人間の性を描いていたように感じました。
 

ヤミーバーガーの10月のバーガーはパンプキンチーズバーガー、メープルベーコンソース

 先日やっと重い腰を上げてスマホの機種変更をしてきたので、画像が綺麗になって生活の質が上がりました。ヨドバシの店員さんも「よくもちましたねw」と苦笑いするほど古いiPhone7から16へ、矢尻からジャックナイフくらいの劇的進化。これからはおかゆ嬢はより可愛く、ご飯は美味しそうに撮れるといいなと思います。

毛布を出したら大喜びでスヤァ

 おかゆ嬢の投薬終了まであと1ヶ月を切りましたが、安定していて元気です。あと少し気を抜かず頑張ります。

 おまけに、前回のブログで書いた「犯罪都市 PUNISHMENT」のエンディング曲「Rough life」の日本語訳付き動画が上がっていたので貼っておきます。私も元気がなくなったらカボチャを刺して煮物にしたいと思います。もうすぐハロウィンだし。見出し画像はハロウィンつながりで、ルパで買った黒猫チョコクリームパンです。皆様よい三連休をお過ごしください。