多機関連携災害時医療救助訓練
2022.12.10・11 高知県田野町にて
宿泊は野営訓練として。
今年、2回目の訓練参加となります。
今回の訓練は、弊社から私含めて3名が参加しました。
多くの機関との顔の見える関係づくりを含めて大切な訓練です。
遠くは九州の消防職員有志の救助チーム、台湾からの医療チームと。
我々は、搬送支援の想定で、徳島の業者様と合同での患者搬送対応。
沢山の課題が見えてきました・・・
実災害に近い状態でどのような情報導線で指示が入り、報告になるのか。
医療調整並びに本部調整のロジとは別に搬送調整員が確実に必要。
それぞれの傷病者をどの車両でどこに出場し、搬送しているのか。そして、帰隊はいつなのか・・・それにより、次の傷病者の搬送計画を作り上げていく。
どの分野も同じですが、調整員がチームを指揮しまわしていくことが大切だと改め感じました。
私の中では、搬送チームについては、搬送に伴う業務管理(調整)ができて、現場を動かしていくこと、逆に言えば搬送管理が出来ない者が現場対応は難しいと感じています。 そして、情報管理についてもやはり搬送調整員による一括管理と本部並びに診療との調整が必要。
情報は生ものですから。スピード感が大切です・・・活きた情報をクロノロで共有していくことの重要性。(情報のトリアージも必要)
今回の訓練で、搬送以外に傷病者の受付も実施しました。
本部共有会議と・・・・
搬送チームとしても私個人としても大きな学びをいただきました。
今回の訓練は、事務所出発から帰隊までの間は緊張が緩むことはありませんでした。
訓練がリアルに変わることも想定されていることから、どう指示していくのかどう安全を確保するのか・・・そんなことも考えた訓練でした。
そして、なによりも自治体の本気度がみえた訓練、会場提供の田野町の総務課担当者様、町長様がほぼほぼ会場内で見学をしていただきました。町長さんと色々とお話もさせていただきました。
協定締結して、住民を守る姿勢は本当に素晴らしい。我々もしっかりと訓練していく必要があると同時に元気をいだたきました。
トイレも段ボールトイレにて対応し、ガチの災害医療救助訓練を実施となり野営そのものの私自身も不足の準備物等も見えてきました。
帰りの55号線。太平洋は本当に雄大です。
夕日も綺麗です。絶景です。 しかし、沖合にはトラフがあります。
動く日のために、我々はしっかりと訓練研修に励みます。
と、同時に我々が現場対応できるための減災対策もしっかりと進めていきます。
そして、有事の際に動けるスタッフも今以上にメンバー登録していき、一人でも多くの方を助けていく仕組みづくりを構築していきます。
スタッフのみなさん、参加されたみなさん、田野町のみなさん本当にお世話になりました。
本気度を持った防災減災に取り組んで参ります。