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エブリデイ大原美術館17日目〜平凡がファンタジーになる〜

ただひたすらに、何かを続ける。
アートでもなんでも。ただひたすらにに魅力を感じる。

本日の作品は、ブリジット・ライリーの「花の精」

今日は、文章を書くのが嫌だった。
黄色と水色とピンク。髪の毛のようにゆらゆらした線に、3色の絡み合う。
草間彌生の作品を見たときのように、これは書いてみようと思った。

揺らめく線はある一定の法則で並んでいる。
立体的にもこもこと膨らんでいるように見えてくる。
黄色を強く感じていたと思えば、
ピンクが1番きつい色だと気付かされたり、
水色が結果的に印象に残ったり。

色の印象だけでなく、もこもこと膨らむ様子も遠く離れれば、薄っぺらく
近くに来れば、大きく。
時には動いているようにも見えてきたり。

目の錯覚は、ファンタジー

書いてみようとすれば、そのカラクリを冷静に見極める必要がある。
他の人はどうかわからないが、めちゃくちゃ難解だった。
均一性と言いながらも、何重にもパターンを組み込んでいる。
そうまさにここが、言葉にしづらい。

作家の遊び心

描く側の立場に立ってみよう。
まずは3本の直線を引いてみる。青・赤・緑。
糸を使ってもいいかもしれない。
3本をゆらゆらと揺らしてみよう。
3本を1本にあみあみしてみよう。
ゆらゆらが重ならないようにずりずりずらしてみよう。
この「〜してみよう」の連続。
おそらく、色も変えてみたと思う。
揺らぎ方も変えてみたのだと思う。
画面は正方形。切り取りかたも長方形や円などもあったかもしれない。

均一で平凡であればあるほど、目の錯覚やファンタジー感を不思議に思う。
つまり、何気なさがいい。
特に語らない。特にスペシャルにはしない。
ただひたすらに「〜してみよう」をどこまでも。
ライリーはどこまで行ったのだろう?どこで好奇心は途絶えたのだろう。

草間彌生を見て、自分でも描いてみた

大原美術館に毎日行くようになった理由


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