子どもに名前をつける
今年8月、初めて子どもが生まれた。
子どもが生まれて(生まれる前に)、父親がすることの1つに
名前を付けるという重役がある。
たくさん悩んだ。
どんな名前を付けるか!ではなく、どうやって名前を付けるかを悩んだ。
多くの友人から名前を付けたとき、付けられた時のエピソードを聞いた。
60人以上のエピソードを聞かせてもらった。
パターンはあるものの、バラバラだった。
商品名を考えるのと何が違うの??
自分の子どもと商品を一緒にするのか??ということではない。
まずはじめに、商品は作られて完成している(完成する予定である)。
どんな形をしていて、
どんな特徴があって、
どんな風に使ってほしいかが少なくともわかる。
こどもは、
どんな風貌なのかわからない。
どんな特徴を持っているのかわからない。
どんな風に愛されたいのか。
どんな風に愛されたいのかだけが残ってくる。
親が子どもにどうなってほしいに変わっていく。
それがとっても嫌だった。
親のエゴだけで名前を決めたくなかった。
映画「お名前は、アドルフ?」
ドイツ映画。
ドイツ語の響きはスパ!スパ!っと歯切れが良くて議論が気持ちいい。
ストーリーはこんな感じに始まる。
義理の弟夫婦に子どもができた。
妊娠6カ月。そろそろ名前を付けるタイミング(少し早いとも思うが)
義理の弟は、学歴はないが事業に成功していて、
大学教授の給与の3倍はあった。
彼は言う「子どもの名前は、アドルフにする」
ドイツ人のとって、アドルフと言えば、ヒトラー。
100万人とも言われるユダヤ人の虐殺を行った人。
アドルフは、ヒトラーのもの?
大学教授の兄は、
「哲学と文学」・インテリジェンスを振りかざし、大反対!!
「人殺しと同じ名前を付けるのか???」
弟は言う
「アドルフという名前が人を殺したわけではない。
生まれてくるアドルフは、何も悪くない!」
さぁ、あなたはどう思いますか?
私の子どもの名前の付け方
子どもについて、わかっていること
1 男の子である
アドバイスをくれた人の中に多かったのは、
呼び方。○○ちゃん!!と呼びたいから逆算して名前を考える。
音スタートの名前の付け方。
男の子に使えそうな漢字(響き)とそうでないものがある。
2 私たちの子である
エゴの押しつけにはしたくないが、大切な気持ちを届けたい。
こんな子になってほしいというより、大切にしてもらいたい言葉を入れた。
3 私たち家族の子である
家族の子とは、父母、祖父母、先祖代々が繋がってこの子がいる。
何かルーツを届けたいと思った。
99%が部屋の中
映画中はほぼダイニング、リビング、庭で繰り広げられていて、
絶妙な間、フラストレーションの爆発、凹み、
舞台で見てみたい!と思わせるテンポのいい90分。
気になる映画の続き
・探していたものが、最後、見つかる。
・甘いぬるいワイン。
・この日を境に変わったかと思ったが、何も変わらない。
・最後、子どもの名前はどうなった??
シネマクレール
2020年9月25日(金)〜10月1日(木)
17時10分〜上映
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