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「程よく」って、難しい。

日々の生活や仕事の中で、どうしてもストレスを感じることは、誰にでもあります。ただ、その症状が身体にも現れるような場合には、注意が必要です。

直近の私の場合、この数週間程の間、腰から右太腿にかけて神経痛のような症状を感じていて。当初は、普段からの「姿勢の悪さが原因だろう」くらいに思っていたところ、先々週の木曜の夜に突然右太もも付近に赤みがかった水ぶくれの症状が現れました。翌日病院で受診したところ、「帯状疱疹」との診断。ストレスや過労による免疫力の低下が原因の可能性有との説明を受けました。

たしかに、主に対人関係にストレスを感じられることのある近頃だったのですが、身体に症状が現れる程の事だったとは。思いでは、他人には他人の価値観や、それに則した人生があるからと割り切れていたつもりでいましたが、身体にも否定できないようなストレスがあったようです。

受診と診断

ここからは、人生で初めての体験になった、帯状疱疹の治療について共有します。私の場合、最初に行きつけの内科を受診しましたが、内科の医師には、発症した水ぶくれの症状をもとにした診断は困難だった様子で「先ずは皮膚科を受診するように」との指摘を受けました。同時に、私が自身で調べていた内容として、身体の半身にだけ症状が出ていることや、水ぶくれの状況が帯状疱疹に典型的な特徴を持っている様子であることを伝えたところ、抗ウイルス薬のバルトレックスを処方して頂きました。

その後、皮膚科を受診したところ、やはり帯状疱疹との診断を受け、追加の薬と治療方法についてのアドバイスを頂きました。

先のバルトレックスに加えて、皮膚科で処方されたのは、以下の薬(それぞれ、7日分):
※解説はGPT

・メチコバール(ビタミンB12補充薬):神経の修復を助け、神経痛の緩和に役立ちます。帯状疱疹による神経ダメージの回復を促進するために使用されます。
・カロナール(鎮痛薬):痛みや発熱を和らげるために使われます。帯状疱疹による神経痛の管理に有効です。
・ベシカム軟膏:発疹に直接塗布することで、炎症を抑え、痛みを和らげるための軟膏です。

回復の経緯と感想

患部の発疹は、痛みはないものの見た目はかなりグロテスク(いちぢくの表面みたい)で、医師からは「薬の服用で1週間ほどで良くなります」と言われましたが、正直なところ半信半疑でした。しかし驚くことに、数日間薬を服用した時点から、痛みや症状は劇的に軽減しました。

そうして1週間が経過。痛みは無いものの、患部の完治には至らないので再度通院。医師の診断として、回復傾向は見られる事から「体内に抗体はできたと思われるので、飲み薬の継続は不要」、患部の一部の根が深かったようなので、「塗り薬は念のため変更」となりました。

処方された塗り薬は、
・フシジンレオ軟膏:主成分はフシジン酸という抗生物質で、細菌の増殖を抑える効果があります。

前回との違いは、抗生物質であることでした。
先週末の再受診から3日が経ちましたが、今回の薬の効果なのか、患部の症状はさらに治り、黒ずみのある薄い瘡蓋(かさぶた)なような見た目になっています。当初感じていた腰から太ももにかけた神経痛のような症状も今はなく、このまま治癒しそうです。
医師からは、今週末まで様子を見て、痛みが残るといった症状がなければ、再診も不要と伺いました。

身体が発するサインへの気づき

今回の帯状疱疹の発症を通じて、私は身体から「少し無理が生じているようだ」とのサインを感じました。私は普段、仕事のプレッシャーや役割から来るストレスを「仕方のないもの」として受け入れ、深く考えずに過ごしていましたが、今回のように身体が明確な症状を示すことで、無視してきたストレスや疲れが、実際には大きな負担となっていた可能性を知る事ができました。

頑張っている!無理をしている!という実感はなくとも、身体は正直です。この度は、無意識にもストレスや過労を蓄積していたことを、身体に教えてもらった気がします。今回は薬の服用によって早期に症状を軽減できる内容でしたが、今後はもう少し自分の身体の声にも耳を傾け、無理をし過ぎないように過ごすことも、心がけようと思いました。

おわりに

私がこの度の体験を通じて、皆さんにお伝えしたいのは、身体のサインを無視しないことの重要性です。たとえば帯状疱疹は、免疫力が低下したときに発症しやすく、特にストレスや睡眠不足が大きな要因となるようです。忙しい毎日の中で、ストレスを軽く見てしまうこともあるかもしれませんが、無理を強いると身体にも何らかの形で反応が表れます。

身体に違和感を感じたら、そのサインを見逃さず、早めに医師に相談してください。仕事や日常生活でのストレスは避けられないかもしれませんが、それにどう向き合うかが大切なのだと、この度の私は感じました。私の場合、「もう少しがんばればできること」は、すべて一旦引き受けてしまうのですが、結果自分が不調になる可能性も考えると、その先には周りにも迷惑をかける危険性があります。
ずっと健康ではいられないことを考えて、身体とも相談しながら、進めていこうと思います。

Balance is hard to find

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