玉砕の美学 31
2024年8月1週
小銭入れが欲しいのだ。私の使っている小銭入れは、所謂、印鑑ケースという代物だ。会計の時、担当の美容師さんから、「それは印鑑入れだね」と言われても、頑なに小銭入れだと言い張ってきたが、もう暫く前に降参した。あれは印鑑ケース、印鑑入れである。
仕様としては、布製のがま口で、だからこそ小銭入れとして使えるのだ。現在のものはダイソーで買ったものだから、おそらくは100円と少しのはず。消費税が何%だったか?の記憶がないので、結構前に買ったはずだ。そう、簡単に手に入ったのである。
だから、当然、いつでも手に入るつもりでいたのだが、昨今、ハンコの用途縮小が著しいので、当たり前のように印鑑ケースの需要も下がっていたのである。いや~、何処のダイソーにも売っていないんですね。
以前買った店舗は無くなってしまったが、ダイソー自体は行動範囲内に何店舗もあるので、何処かにあるのでは?と思っていたが、あのプラスチック仕様のやつと、朱肉とセットのやつはあるが、がま口タイプのものは全くないのだ。あんなに種類豊富に売っていたのに…何年、何十年前かも知れないが…
それでも、別の100円ショップなら売っているのでは?と検索してみたが、見つけることはできなかった。代わりに、100円ショップで買える材料で作れるオリジナルのがま口財布というブログや動画がそれなりにヒットした。
なら、作るか?とはならない。だって、おかしいではないか?以前は完成品が売られていたのだ。何故、材料に退化しているのか?更に労働力まで要求してくるのか?おかしいではないか?いや、私、それなり器用なので、作れるとは思う。でも、これは解せない。
さて、そろそろ「100円ショップに拘るな!」というツッコミが聞こえてきそうだ。そうなのである。そこを無視すれば、それなりに売ってはいるのだ。ただ、値段が、1500円~3000円ぐらいなのである。1500円はあるとしても、3000円を小銭入れに入れることはない。そんなものに、そんなお金をかけるのは嫌なのだ。変な拘りである。
仕方ないので、ジッパー仕様のコインケース(110円)を買ったのだが、やはりしっくりこない。がま口のパカが恋しい。
なかなか競馬の話にならないのは見せ場なく惨敗したからだが、それなりに話題は繋がる。今週は、土曜23R、日曜22Rも馬券を買っていた。暑熱対策の休憩は関係者には良いかもしれないが、私にはとても良くなかった。時間が増えれば、そら、馬券を買ってしまうのだ。
問題は、小銭入れの値段をこれほど厳選しているのに、それを何故馬券で出来ないのか?ということだ。それは当たるつもりで買っているからだが、実際は当たっていないのだ。小銭入れ仕様の厳選さ、ここにお金を守るヒントがあるはずだ。いや、なければ困る。秋を前に降参は嫌なのだ。
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