玉砕の美学 29

2024年7月3週

市民プールの更衣室で、小学校2年生ぐらいの男の子に話し掛けられた。内容的には、ロッカーの鍵(腕に巻き付けるタイプのやつだ)が上手く付けられないので、やって欲しいということだった。

付けるだけなら簡単なのだが、ちゃんと教えないと今度は外せないと思ったので、説明しながら付けてあげた。ちゃんとお礼が言えた。良い子である。何となく父親というのはこんな感じなのかも知れないと思った。

しっかし、こう、知らないおじさんに頼めるものなのだな。私がちびっ子だった頃を考えると、とても無理である。できないことをちゃんと頼めるのは立派だ。私にはできなかった。まぁ、私は器用なタイプなので、その手のことができなくて困った記憶もないのだけど…

実はその少し前から視線を感じていたので、少年も多少は勇気を出したのか?と考えていたのだが、その時、私は全裸だったのだ。あの少年もさすがにフルチンおじさんは回避したのかも知れない。そう思うと、空気まで読めている。立派だ。次は自分で装着できれば良いなぁ。

さて、今週から札幌開催だ。フルチンおじさんはウレションするぐらい札幌競馬場が好きだ。例えなので、通報はしないで欲しい。特に札幌の芝千五が好きだ。ここには金が落ちている。まぁ、近年はそれほど簡単な条件ではないのだけど、昔の記憶が脳を刺激するので、ウレry通報はしないで欲しい。

そんなわけで、今週もボコボコに負けていたが、日曜札幌の最終が芝千五の1勝クラスだったので、ここで何とかできるのでは?という希望があった。◎はレオテミス、芝に実績はないが、最内枠を貰えたので、行ってしまえば逃げ切れると判断した。

○はサンウリエル、末のしっかりしているタイプだが、外枠を踏まえると差し遅れの3着を期待したい。馬券はその1・3着付の三連単と、レオテミス軸の三連複流しも買った。

そのレオテミス、スタートから押してくれたが、外枠のビーナスローズに早さ負けして、番手からの競馬になった。まぁ、悪くはない。手応え的に圏内はありそうだ。サンウリエルが後方で藻掻いていたので、実質、期待は三連複だけになった。

ビーナスローズが押し切りそうな大勢で、レオテミスが番手、そこにルージュイストリアが差してきた。10番人気の馬だ。私、この馬を買っている。おお、もうそれでいいと思った所に、レディマリオンも差してきた。この馬も買ってはいるが、レオテミスが下がっては駄目だ。

あぁ、「耐えろ、たえろ、タエロ、TAERO」、最近、よくこの叫びを使う。歩け!ではないのは差して来る馬を確認できていないからだ。要するに、何か来た!やめてくれ!な気持ちである。結局、レオテミスは4着に下がって、今週は全治2ヵ月、おかしい、札幌は私の味方ではないのか…

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