玉砕の美学 50
2024年12月2週
土曜中山4R2歳の未勝利戦だ。前日の段階では積極的に買うレースではなかったが、中京3Rの馬連1,550円と三連複7,660円を仕留めていたので、買ってもいいか?という気持ちになった。4Rで午前の競馬は一区切りなので、ここを買わないと、間隔ができてしまう。いや、それに何の問題があるのか?と毎度思うが、要するに買いたいから無理な言い訳を作っているのだ。
そこで、何となくJRAーVANの種牡馬成績を見てみた。このレースは中山の千八ダートなので、見慣れた種馬ばかりだろうと思ったが、意外にもミッキーアイルの成績が良いのだ。もっと短い所のイメージで、千八走っている感覚は無かった。
丁度良く、そのミッキーアイル産駒のソクヅモドラドラが出ていた。前走は東京の千四ダート戦で、2.1秒離された6着、そこから中2週の臨戦だ。データを知らなければ、千二では?と考えてしまうが、こちらの方が成績は良い。ただ、それはみんな知っているようで、3番人気で6倍前後(最終で5.3倍)。もう少しオッズが欲しい。
馬サブローの◎はハクシンブライアンで、この馬を相手にした馬連が10倍はあった(最終で何と6.1倍)ので、単勝と馬連を一本で買おうか?と考えたが、ここまで他力の馬券ならと、馬単のオッズを調べると、30倍近くあったので、これがいいという結論になった。
この馬券が当たるのだ。先団に付けたソクヅモドラドラが粘りに込んで、好位にいたハクシンブライアンがジリジリ差して来た。4角では馬単の裏になってしまうか?と不安になったが、内からヴィジブルライトが伸びて来て、2着争いの方が危うかった。
その馬単が1,570円、半減してしまったが、ほぼ他力なのだから文句は言えない。その後、自力の馬券を19Rも買って、全て外して、吐き出してしまったのは、大いに反省するべきだが、午前中に余裕ができると競馬は楽しい。
翌、日曜日も京都6Rの新馬戦でショーダンサーの単3,480円を取ったので、その後に16R連続で外しても軽傷で済んだ。このショーダンサーもシニスターミニスター産駒の新馬で、狙い方自体は日刊競馬の大川さんの受け売りである。要するにこれも他力だ。
軽傷で済むとそんなもんか…という気分で来週に行ってしまうが、自力が不調なのは明白だ。三連複15点のフォームも守れていないし、当たらない云々より買い過ぎだし、これでいいのか?という疑問とともに終わるのである。