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お客様を"神対応"してしまったわたしの失敗談

どんなお店でもビジネスでも、お客様=顧客がいてくれないと成り立ちません。
新規オープンでは集客が課題になることも多くあると思います。

ネイルサロンでは
月末には来月のご予約がいっぱいになっている。

このようなサロン経営を
" 安定サロン " と呼んだりすることがあります。

記事を書いているわたしも、サロン開業から7年目に入るネイリストですが
ありがたいことに毎月安定してお客様がご予約を入れてくださっています。

基本的に、準備は滞りなくしておきたいし
分からないことは納得いくまで調べたいし
自分なりの完璧と思える状態でスタートしたいタイプです。


開業しようと決めてからは
取りたい資格を取得し、サロン開業する1年前からコンサルタントをつけて準備してきました。


練習も兼ねてお友達価格で施術させていただいていた方々が、そのままお客様になってくださったりして、12月からオープンして1〜2ヶ月は好調でした。

しかし閑散期と言われる2月にガクンと売り上げが落ちます。

「何がいけなかったのか」
「どうしたらいいんだろう」

先の見えない不安と悩みがぐるぐる…

そんなときにご新規さんのご予約がポツポツ入り始めます。
当時はブログから予約フォームの流れが主流だったので、ご予約メールが来た時の嬉しさはひとしおでした。

こんなときに来てくれるご新規さんは
大袈裟に聞こえるかもしれませんが
【神様みたいな存在】に思えました。

そして、次も来てもらうために
それはそれは居心地のよい空間になってもらおうと必死でした。
基本的にイエスマン

次のご予約を入れてもらえると心の中でガッツポーズ(苦笑)

しかし、その神様扱いしてしまったことが
じわじわと歪みを作っていきました…

<<一人目>>
ネットワークビジネスの勧誘

基本的に会話はネットワークビジネスにつなげる内容でした。

「あなたのその手が何かで使えなくなったら、仕事できなくなるわよ。
もう一つの収入があったらどれだけ安心か。」

「もっと身体にいいもの取り入れなきゃ。
あなたのために言っているのよ。」

ネイルには通い続けてくださいましたが
ネットワークビジネスをお断りしたタイミングで
パタリとご予約が入らなくなりました。

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<<二人目>>
ご自分の都合を優先するように

まず、ご予約時間の20分前に来られたり
または20分後に連絡なしで遅刻されたり

20分前だと、準備ができていないし
20分後だと、何かあったのではと心配になります。

20分遅れのときに「何かありましたか?」と聞いたら
車で送ってくれてるパートナーの方が
「スタバに寄りたいと言ったので」と…

そして、サロンに着くなり
「薬を飲み忘れたので水もらえますか?」が毎回になりました。

その後、「足がつったので」とドタキャンがあり
ご予約の取り直しのご提案をさせていただきましたが、なかなか連絡がつかず
久しぶりに、ご連絡をもらった頃には
サロンが満席になっていたのでリピーター様優先とお伝えしてご縁がなくなりました。

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<<三人目>>
ドタキャン常連さま

一度目はご連絡あり。別日の調整をしました。
二度目はご連絡が予約時間過ぎてあり。
別日で調整しました。
三度目はご連絡なしで、こちらから連絡してから数十分後に連絡がつきました。

空きもなかったので
「シンプルデザインなら本日これから施術可能です!」とお伝えするも、「今日は無理です」とのことでした。

その後には、サロンのご予約も埋まることが多く調整が難しかったのでご予約をお断りをしました。

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数あるネイルサロンの中から、自分のサロンを選んでくれた感謝の気持ちが

手放したくない
また選んでほしい



まるで重い恋人のような想いに変わり(汗)
自ら都合のいいネイリストになっていたのかもしれません。

今思うと やりすぎ でした。きっと。

いい意味で特別扱いしていなかったお客様は
引き続き来てくれていて、
自分ができることをシンプルに続けていたからなのだと思いました。

無理をすると歪んでくるし
バランスを取ろうと歪みをまた作っていたのかもしれません。

そもそも無理は続かないし
見えないものではありますが
「なんか違う」とお客様も離れてしまうと感じました。


安定サロン作りの本質は

ありのままの自分でいられること

なのかなと思います。

もちろん、お金をいただいているビジネスなので
ネイリストとして技術向上の継続や
お客様と関係性の質を上げること
より良いサロン作りの努力は必要だと思っています。

今の自分ができることをコツコツとしていきたいなと改めて感じます🍚

読んでくださってありがとうございます。「気持ちがホッとした」「こうやってみようかな」のきっかけになれたら嬉しいです。OKAWARIがネイリストさんにとってお守りみたいに寄り添えますように。