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放射線技師も岡目八目という言葉を知った方がいい

はじめに

こんにちは、技師歴10年目のおかつです。

みなさん「岡目八目」という言葉を知っていますでしょうか?

意味は、

第三者には、当事者よりもかえって物事の真相や得失がよくわかること。

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私が、今回「放射線技師も岡目八目という言葉を知った方がいい」と主張する理由は、大きく3つあります。

  • 忙しいときほど自分を第三者目線で見ると冷静になるから

  • 自分で全てを判断しようとすると行き詰まるから

  • 知的謙虚さが自身の成長につながるから

やることは第三者の目線で自分を見ることです。特に忙しい時でも的確な判断ができるようになりますので、ぜひご参考ください。

それではいきましょう!!

放射線技師も岡目八目という言葉を知った方がいいと主張する理由

忙しいときほど自分を第三者目線で見ると冷静になるから

みなさんこんな経験はないでしょうか?

CTやMRIでクソ忙しい時に、テンパって仕事をすると、上司から「そこ違うよ」とか「そんな焦んな」って言われませんか?

落ち着いてから振り返ると、「なんであんなにテンパっていたんだろう?」「なんであんな判断をしていたんだろう?」と。

その逆も然りで、人がクソ忙しいのを横目でみると、冷静な自分がいるのに気づくと思います。このように、第三者の方が状況を良く判断できるという場面がよくあります。

忙しい時に、立ち止まって自分の状況を実況中継すると意外と冷静になれます。

これ、「セルフトーク」という技術で、自制心UPやストレスの低下が見込める科学的根拠のある技術です。

自分は、テンパりやすい性格なんですけど、実況中継すると自我を保ちやすいのでぜひ使ってみてください。


自分で全てを判断しようとすると行き詰まるから

だいたい3年目くらいまでは、当直に入る関係だったり、モダリティに1人の人員として配置される関係で、自分で判断することが求められます。

しかし、ここに結構落とし穴があって、知らず知らずのうちに、全てを自分で処理しようと自身のやり方に固執し、結果として視野を狭めることに繋がります。

決して、自分で判断できないことは悪いことではないです。それは、上の立場になったとしてもです。

私が大変お世話になった技師長も、「自分も分からなくなったら上に相談するよ」と言っていたので、立場が上になってもさらに上に相談するというのは普通のことなのだと。

その時、肩の荷が下りたのを覚えています。やばくなりそうになったら即相談です。


知的謙虚さが自身の成長につながるから

知的謙虚さとは、自分が持つ能力の限界を把握できているかです。

知的謙虚さを持つ人は、自分の不十分さを把握しており、自分の意見に固執しません。故に、幅広い知識が身につき、多角的に問題解決のアプローチができるようになります。

知的謙虚さの研究で有名なマーク・リアリーは、こんなことを言っています。

「人生においては、ほとんどの人がもう少し自信を失ったほうがよい。自分の信念や意見に関しては、誰もが必要以上の自信を持っているからだ。」

引用:運の方程式

経験を積んだり、年をとるとこの傾向がありますよね。私も9年目になってからつくづく気を付けなければと思い、書籍を読みつつ勉強しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

第三者の目線で自分を見ることの重要性を紹介してきました。

岡目八目という言葉は、昔の人の知恵から生まれた訳ですが、今回の記事で紹介した様に、科学的根拠のある言葉です。

私自身、意識をするようになってから、忙しい時にテンパらないように自制できたり、変に自分の意見に固執せず、人の話を取り入れることで、新しい発見が多くなりました。

かくいう、私は、最近大きな衝撃を受けてから考えが変わった訳で、そういうのがないと、人はなかなか変われないのも事実です。

そこで、この記事が、あなたにとっての衝撃になれば幸いです。

追伸

まだまだ放射線技師が読むべき書籍があります。

もちろん医学書も大事ですが、それだけでは、社会に取り残されます。おすすめの書籍紹介しています。一緒に学びましょう!!

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