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突然ですがお尋ねします。

「物事を多角的に捉える」とはどういうことでしょう?


よく言われる言葉ですし、多角的思考は発想の豊かさを生み出すため、行き詰ったときには特に必要とされます。

でも、そもそも多角的とは何なのか・・・じっくりと考えたことがなかったので、一度整理してみます。


①視点を変える


これまで何度か書いてきましたが、様々な視点から捉えてみようということです。

見る角度を変えることで、今まで見えなかったものが見えてきます。と同時に、見方が変われば考え方にも変化が生まれます。

結果として多角的に捉えることへとつながっていく…そんなイメージが湧いてきます。

もちろん視点だけでなく視野や視座、鳥の目・虫の目・魚の目といった要素も含まれます。


②ロジカルに考える


論理的思考=ロジカルシンキングの視点で捉えてみるということです。

一方的な見方しかできないということは、思考も固定化してしているわけです。ということは、いろいろな方向から考えることができなくなっていて、まるでガッチリとはまった知恵の輪のような状態になっている可能性があります。

そこで、一度冷静になって全体構造がどうなっているのか、何が絡み合って問題を起こしているのか、それぞれの原因はどこにあるのかなど、順を追ってきちんと捉え直してみることが必要です。

それが論理的思考です。ロジックを考える、アルゴリズム的な思考です。
逆に言えば、感情的な面は上手に排除しながら、事実ベースで考えることが欠かせません。
好き嫌い、楽しいつまらない、言った言わないなど、感情面でのできごとばかり捉えていると、「原因は人間関係」としか言えなくなってしまいます。
ですので、あくまで論理的に、冷静になって物事を捉えてみるわけです。

これも、複数のモノの見方をするため、多角的な思考の要素して欠かせないと思います。


③クリティカルシンキングを併用する


直訳すると批判的思考といいます。
「果たして本当にそうなのか?」
「それだけが唯一の正解なのか?」
「他にも違ったアプローチがあるのでは?」
というように、一つの物事に対して批判側の立場で捉えてみるという思考法です。

必ずしも自分が正しいわけではありません。
むしろ、間違っているかもしれないと考えれば、どこにその間違いの原因があるのか、何をもって間違いと判断できるのか、もし正すとしたらどの点が修正可能か、など様々な視点で考えることができます。
結果として、多角的視点を持つことへとつながるわけです。




これらはいずれも、言ってしまえば「誰だってやっていること」です。
でも一つの素晴らしい考え方に出会ってしまうと、それ以外の考え方に見向きもしなくなってしまう……というのもまた、「誰もが陥ること」です。

行き詰った状態の当事者になると、本当に周りが見えなくなります。だからこそ多角的に捉える能力は、常に頭の片隅に置いておきたいものです。

そのヒントとして、今回は3つの例を挙げてみました。

わたしは特に①の視座と視野は意識しています。
「これを受け取るお客さまから見たらどうだろうか?」
「これで喜ばせたいお客さまにとってのお客さまにはどう映るだろうか?」
「最終決裁者の立場で見たらどうだろうか?」
といった、客観的視点は欠かせません。

そのおかげもあり、資料やプレゼンは受け取る側の気持ちになって何度もチェックするよう心掛けています。

企画する側から見た楽しさだけでなく、多角的な捉え方で充実した商品やサービスを提供していきたいものですね。



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