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もし、数字が存在していなかったら、どうやって表現したらよいのだろう?

例えば個数。
「りんごが少し」とか「みかんがまあまあ」とか「ぶどうがたくさん」と言ったら、いったいどれくらいの量になるのだろう?

例えば時間。
「ちょっと待ってて」とか「けっこうかかります」とか「相当長いです」と言ったら、どれくらい待たされるのだろう?


・・・あれ?

案外、この表現って使ってない??


この季節の信州は、何も言わなくても果物をたくさんもらえます。
この前も「ぶどうがたくさんあるから取りに来てよ」って言われたばかり。
たくさんっていくつだよ?って思いながら取りに行くと・・・軽く20房分はありました。
目の前に広がる大量のシャインマスカットに圧倒され、思わず「たくさんあるねぇ」って口にしてしまいました(笑)


数字を使えば正確に表せます。
でもおおよその数でよい場合は、数字に頼らなくてもよいですよね。
その代わり、その大きさを示す言葉で表すわけです。

「ほんの少し」「ちょっと」「わずか」「少な目」「物足りない」・・・
「たくさん」「いっぱい」「大量」「あふれんばかり」「抱えきれないほど」・・・

でも、この表現は人によって捉え方も違いますし、状況によっても変わります。だからあくまで「おおよそ」なんですよね。


長野-東京間は、新幹線で1時間30分~50分程度。
この時間は、長いですか?短いですか?

在来線しかなかった時代からすれば、「かなり短い」と言えます。
でも、日常生活の中で移動のためだけに1時間30分も費やすと考えれば、「かなり長い」と言えます。

何を基準として捉えるかによって、感覚は大きく異なるわけです。


その点、数字はたった一つの値のみを表すので、感覚や捉え方による差異がなくなりますよね。

だからこそ、「ビジネスの世界は数字が命」なわけです。


もし、あなたが面接で自分の努力を伝えているのに、なぜか伝わらないと感じているなら、それは「数字で表していないから」かもしれません。
5W3H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように、いくつ、いくら)で具体的に数字・数値で表すようにすれば、感覚的なものを抜きにして「努力の量が客観的に伝わる」可能性があります。


ちなみにわたしは、数字のない世界は“ちょっと”住みづらいかも(笑)
だって数学みたいにバシッと答えが出ないなんて耐えられないから。




明日も佳き日でありますように

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