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物事を両極端に、白黒はっきりとつけることも大切。

例えばテスト。〇か✕かは、明確な基準が必要です。
選挙もそう。当落は数字ではっきりとさせることが大切です。

でも、自分の長所や短所はどうでしょう?
白黒はっきりと、「これが長所です」と言い切れるでしょうか?

短所となりうる面を持っていたり、この場面では長所となるなんてこともあります。

グラデーションがあって、白黒の間のグレーであることも。


でも・・・

白黒といった「明度」だけで判断してよいのでしょうか?
「色相」で捉えたらどうしょう?
「トーン」で捉えたらどうでしょう?

一つの物事を一つの軸だけで判断することには、落とし穴があるように思えてきませんか?


これこそが「多角的に捉える」という視点です。

様々な判断基準で物事を見てみたらまた違った見え方があるでしょうし、評価も違ってくるでしょう。
それを○×の2値ではなく0~100で捉えたら、きっと表現できる幅もぐっと広がるはずです。


もう一つ大切なのが「定量と定性で捉える」という視点です。

白黒はその大きさで測る「定量」です。
一方で色合いやトーンのように、そのものの持つ性質を測るのが「定性」です。特に数値化しにくい要素は「定性」で捉えてみると、その違いが浮き彫りになってきます。

※厳密には色合いもトーンも数値化されているので「定量」なのですが、ここでは性質の違いという意味合いで「定性」と表現しています。

例えば、売り上げがいくらで成約数がいくつでといった「定量」で評価することもできますが、話しやすい雰囲気だとかなぜか契約を結びたくさせる人柄のような「定性」も評価に含まれるのではないでしょうか。


もちろん、正解不正解を出さなければならない問題については、最終的に白黒はっきりさせる必要はあります。

でもその判断材料は、最初から白と黒に分けるのではなく、多角的な視点で捉え、定量と定性で評価し、総合的に判断できるようにすることが大切だと思います。


人を採用する立場であれば、合格・不合格を判断する基準をどこにおけばよいのでしょう。
人事評価を行う立場であれば、何をもって良・不良の判断をすればよいのでしょう。

人は単純に白黒では判断できません。
グラデーションもあり、色味もあり・・・定量だけでなく定性の判断基準も求められるでしょう。

だからこそ、「わたしは判断基準をどこに置くのか」という前提をきちんと整えておくことが大切です。

そして一定の判断基準に従って物事を捉えることが必要です。


ニュースなどであまり耳心地の良くない(という判断をしているわたしがいますが)話題が聞こえてきます。

そのたびに「〇〇すべき」とジャッジしたがるわたしがいます。
それは「許してもよい」、これは「罰するべき」と、頭をよぎります。

でも話題ごとに判断基準が異なっていることも・・・「Aさんはいいけど、Bさんはダメ」とまったく違った軸で判断することも出てきてしまいます。

そのたびに自分に問います。
いまの判断基準はどこにあるのか」と。


今日は白黒はっきりとさせるという話題から発展し、判断基準について書いてみました。

あなたはどう思いますか?




明日も佳き日でありますように

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