本当に恐れているのは…
久しぶりにリフレクションカード[キャリア]からお題を選んでみました。
テーマは『あなたが本当に恐れていることは何?』です。
わたしにとって一番の恐れは、
『誰もいなくなること』
です。
家族が、仲間が、味方が、信頼できる周囲の人がいなくなる。
そのことが何よりも怖いと感じます。
ではなぜ、誰もいなくなることを恐れるのでしょう?
わたしは自信がありません。
いつも、できない自分・ダメな自分・弱い自分を隠しています。
『できる人』のように見せかけている---そんなイメージです。
だから、どこかでいつも不安を抱えています。
「見透かされるではないか」
「見限られるのではないか」
「愛想をつかされるのではないか」
という思いが、心にあります。
それが『誰もいなくなる』という形であらわれることを恐れているのではないかと思います。
つまり、『弱い自分』を見られたくないのかもしれません。
でも本当に弱い自分を見せていないかというと・・・
相談をする立場になると、けっこう見せています。
失敗談を話すことも好きですし、「ダメだな自分は」と思ったことを素直に口にしています。
その結果、誰かがいなくなったというと・・・
誰もいなくなっていません。
むしろ、わたしを助けようと力を貸してくださいます。
かえって仲間が増えたかもしれません。
それなのに、『誰もいなくなること』を恐れる気持ちは消えません。
それはなぜなんでしょう?
逆に考えると、『本当に誰もいなくなるような経験をしていない』からなのでしょうね。
ありがたいことに、何があっても必ず誰かがそばにいてくれました。
独りぼっちになることはありませんでした。
どんなに弱い自分を見せても、誰もいなくなることはありませんでした。
だからこそ、未知の経験に恐れを抱いているのかも。
わからないことほど恐ろしいものはないですからね。
でも、一度経験すればその恐怖はずいぶん軽くなります。
仮に自分で経験できなくても、誰か経験した人から話を聞く(代理的学習)ことでもよいでしょう。
そのためには、やっぱり人の力が必要です。
誰かとのつながりが、何よりも大切です。
それもまた、失うことの恐怖を駆り立てている要因なのかもしれないですね。
今回は、『あなたが本当に恐れていることは何?』というテーマに沿って、思うがままに書き綴ってみました。
キャリアカウンセリングでは、このようにグルグルと思考が回るようなお話しを、プロのカウンセラーが寄り添いながら聴いていきます。
単にアドバイスや提案をするのではありません。
「答えは本人の中にある」という言葉の通りです。
思いをとことん聞いて、一緒に考え、語り、答えにつながる道を探します。
それはまるで『共に旅をする』かのようです。
機会があったらぜひ一度、キャリアカウンセリングを受けてみませんか?
明日も素敵な一日でありますように。