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大切な教え~「絵に描けなければ伝わらない」~

以前、とある本を読んでいたときにこんなフレーズがありました。

「聞いた相手が絵に描くことができないなら、それは伝わったとは言えないですよ」


伝えるうえでこれほどシンプルでわかりやすい言葉はありません。

聞き手が話を聞きながら、まるで絵を描くようにイメージが湧いてくるというのは、単に言葉としてだけでなく、映像として記憶ができるということ。

「百聞は一見に如かず」

まさにこれ。


でも写真や映像を見せればよいということではありません。

人は見たものの見たまま受け取ることはできないからです。
見たいところを見たいように見て、自分に必要な部分しか記憶しません。
それ以外は、見ていたとしても覚えていないものです。


それと同じで、人の話も一言一句違わずに覚えることも難しいとされています。レコーダーのようにまったく同じ言葉を発することが「聞く」ことではないからです。

話しを要約し、自分の解釈で他人の話を取り込んでいくわけです。


ならば、「相手がイメージできるように伝える」ことで、こちらが意図したとおりに記憶させることができるのではないでしょうか?

こちらが工夫すれば、相手に想像させることはできるはずです。

例えば、野球が好きな人なら「これを野球に例えると~」と表現すれば、すんなりと受け入れてもらえます。
スポーツでもマンガでも料理でも、何でもよいのです。
ポイントは「相手の経験に重ねてイメージさせること」だからです。


わたしはこのテクニックをあらゆる場面で駆使しています。
相手の職業や経験、趣味や特技など、何気ない会話で相手の世界観に触れることができます。
そこで本題として伝えたいことがあったら、それを「相手の経験」を引き合いにイメージしてもらえるよう伝えるわけです。
するとほとんどの場合、「なるほど!そういうことなんですね」と腑に落ちてもらえます。


原則として人は経験したことのないことは理解ができません。
だから誰かの経験を見聞きすることで疑似的に理解しようとします。これが代理学習です。
サッカーをしたことがなくても、テレビで試合を見ているうちに「自分ならこの場面はこうプレイする」と言えるようになるくらい、疑似的ではありますが経験するわけです。
この蓄積が物事を理解するということにつながります。

だとすれば、相手の経験に重ねて伝えることで相手の脳内にイメージが湧いてきて、まるで自分が経験したできごとのように想像できるはずですよね?

「絵に描けるように伝える」ことが、やはり伝えるうえでの大切なポイントであることは間違いなさそうですね。


ということで今回は伝え方の教訓をお伝えしました。
みなさんは人に何かを伝えるとき、どんな工夫をしていますか?




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