「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である―――
このサブタイトルに惹かれて読み始めた愛読書を紹介します。
わたし自身がビジネスマナーを指導したり、コミュニケーションを教えていたりという経験があるため、「礼儀・礼節」を重んじることにはひとかたならぬ思いを抱いています。
そう感じるようになったきっかけは、様々な企業の人事担当者と関わるようになったことでした。
「わたしが組織の代表として見られる」という経験を通じて、言葉づかいや表情はもちろん、身なりや振る舞いなど細部に至るまで気遣いをするようになりました。
そこでたどり着いたのが、他者を尊重するとともに、相手に伝わるよう言葉や態度で示すことがことの大切さです。これを一言でいうと「礼儀・礼節」となるわけです。
わたしが大切にしてきたためか、礼儀や礼節には「単なるマナーを越えた大きな力がある」と考えるようになっていました。キャリアカウンセリングを学ぶ中でその思いはどんどんと強くなっていったのですが、そこで出会ったのが『Think CIVILITY - 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』というこの本でした。
思わず読みたくなるフレーズがたくさんちりばめられていますよね?
さらに目次を見るとますます惹かれます。
無礼とはどういうことなのか、そして礼節があるとはどういうことなのかを、具体的な事例をもとにいくつも挙げて説明してくれます。
無礼がどんな結果を生み、それがどれだけの損失を生み出すかが、具体的な数値で示されていて、思わず「えぇー!こんなに!」と声を挙げてしまうほどです。
また礼節がある企業の成功事例も紹介されているので、「なるほど、こういう方法もあるのか」とうなずきながら読み進めています。
せっかくですので、わたし印象に残ったフレーズをほんの少しだけ紹介します。
いまこうしてまとめているだけでも、心にじんじんと沁みわたります。いい言葉ですね~。
さらには、こんなキーワードも登場します。
マインドフルネス
10/5ウェイ
フィードフォワード
360度フィードバック
RASA(Receive,Appreciate,Summarize,Ask questions)
ポジティブフィードバック
ウッデンの「成功のピラミッド」
アンコンシャス・バイアス
サーバント・リーダーシップ
ジョブ・クラフティング
どこかで聞いたことのある言葉ばかり。読んでいて「うんうん」とうなずく機会が多いのも納得です。
最後に、ブライアン・ケイブの「礼節のための規範」を紹介します。
わたし自身の戒めとして、この規範は強く強く心に刻まれています。いまの課題は10.を強く言えないことですね。気づかないふりをするわけではありませんが、周囲に人がいる中ですぐさま注意することをためらってしまうわたしがいます。
本来は毅然とした態度を見せることも求められるのでしょうが・・・どうしても「人前で恥をかかされた」と受け取られることを恐れすぎるきらいがあるんです。何か誤学習を経て獲得した自己概念が潜んでいそうですね。
さて、今回はお気に入りの本を紹介させてもらいました。
改めて読み返すとやっぱり勉強になりますね。自分で手を伸ばして引き寄せたのですが、つくづく過去の自分を褒めてあげたいと思います(笑)
よかったらみなさんも読んでみてください!
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