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あなたはコンテストの審査員です。
優勝者には今後、あなたの会社のプロデュースに関わるお仕事を依頼するという副賞つき。

いざ募集を開始したところ、応募作品はどれも良作・力作ばかり。
甲乙つけがたく、出来映えは差がないと言ってもよいほど拮抗しています。
技術面でもほぼ同等と思えます。
そこで応募者に作品プレゼンを行ってもらうことにしました。

Aさんは、作品の技術の高さをアピールしました。
Bさんは、作品の見てほしいところや良いところを語りました。
Cさんは、作品に込めた自分の思いを伝えました。
Dさんは、この会社の素敵なところを作品に取り入れたと話しました。

さて、あなただったら、最後は何をもって判断しますか?


わたしは『最後は人柄』なのではと思います。同じ技術を持ち、同じ結果を期待できるとするならば、あとは『誰に頼みたいか』ということです。

【セルフブランディング】という考え方がありますが、ここには「機能的価値」と「感情的価値」の2つの要素があるとしています。

「機能的価値」とは、技術や技量、結果に対する価値です。何をどれくらい、どんなレベルで達成できそうかという、定量的に表すことができる価値です。例えば資格取得や業務実績などで表すことができます。

「感情的価値」とは、この人に頼みたいという人間的な価値です。雰囲気や人柄、魅力など、感情面に訴えてくる要素に対する価値です。定性的な要素のため、数値に置き換えにくい面はありますが、評判や口コミなどで表現することはできます。


今回の場合、機能的価値では甲乙つけがたいのであれば、残るは感情的価値となります。つまり『仕事を頼みたくなる人』を選ぶということです。

わたしだったら・・・Dさんですかね。
副賞が「この会社のプロデュースをする仕事」なわけですから、会社のことを考えてくださる方に頼みたくなります。
もちろん、A,B,Cさんにも惹かれるものはありますし、条件によってはお願いすることもあるはずです。けっして魅力がないわけではなく、コンテストの審査員として心揺さぶられるのは、会社を思う気持ちだとわたしは考えたわけです。


セルフブランディングは、就活や営業活動に使えますし、さらにはシステム開発にも関係してきます。

超上流プロセスでは、経営理念や経営戦略に沿ったシステムを開発するために企画プロセスや要件定義プロセスを重視しています。その際に技術的な説明に終始するのではなく、ユーザーと思いを共有するための対話をすることが、本当の意味でユーザーが望む使いやすいシステムを開発することへつながります。
だからこそ、機能的価値と感情的価値という単純だけれども知っておくべき知識を身につけておくことが大切なんですね。


さて、ここまで読んでみて・・・あなたは最後は何をもって判断しますか?




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