見えないのではない。見えているのに捉えられていないだけ。
「色」って何でしょう?
そもそも物体は色を有していません。
わたしたちが「色」として認識しているのは、「光の反射」です。
物体にあたった光が反射し、それが視覚を通じて感じることで「色」として認識しているだけです。
反射する光の波長や明るさや彩度の違いによって、様々な色として感じていますが、実際には物体に色がついているわけではないんですよね。
事実、昼間は色が認識できるのに、夜になると急に見えなくなってしまいますよね。これは反射する光が弱く、視覚で認識できるだけの光量が足りないことで起きる現象です。
見えているのに色として捉えることができていないわけです。
同じことが人の思考にも起きます。
確実に何かを考えているのに、それを捉えることができないときです。
表情を見て自分の気持ちが反応しているのに、いったい何に反応し、どう感じているのかを自分でも捉えきれていない状態です。
見えているのに気持ちを捉えられていないわけです。
あの人は「人のこと見ていない」と言ってしまうことがあります。
でも見ていないのではありません。
見えているけれども、うまく捉えられていないだけです。
捉え方=感じ方は人それぞれです。
自分と同じように感じているとは限りません。
捉え方にも色合いや明度・彩度のような段階があります。
その微妙な違いが、人の個性であり、その人らしさです。
むしろ同じように感じることの方が難しいのかもしれません。
わたしも日々、気づけなかったと感じています。反省ばかりです。
でも「見えていない」とは思いません。
「見ているけれども、捉えられていないだけ」と思っています。
だから捉える力を養うために、様々なトレーニングをしています。
このnoteもその1つです。
みなさんはどう思いますか?
明日も素敵な一日でありますように。