教える側が一番学びになる
ここ数週間、本格的に情報処理国家試験の試験対策に突入しております。
久しぶりにガッツリと教えることができるので楽しみでもありますが、反面どれだけ学びの効果が得られて実力が上がったと実感してもらえるか、私自身の力量が問われます。
特に問題の解説を行う場面では、単に答えが分かるだけでなく、答えを導き出す方法を身につけてもらうことをねらいとしてます。
問題文を読んで、どこをヒントとみるか、どんな情報が読み取れて、その裏にどんな情報が隠れているのかを推察するというものです。
これは訓練すれば身につけられる能力でもありますし、解き方の技法として伝授できるものでもあります。
・・・ですが、一番勉強になるのは「誰かに教えること」なんですよね。
特に『どこをヒントとみるか、どんな情報が読み取れて、その裏にどんな情報が隠れているのかを推察する』という部分は、教えるうえでもっとも大変で、もっとも大切で、もっとも面白いポイントです。それこそ人に教えることで身につけられる能力です。
賛否はありますが、『ラーニング・ピラミッド』は言いえていて妙とわたしは感じています。
教えることまでは難しくとも、せめてグループでの問題検討は行いたいと思い、試験問題を解く際には近くのメンバーで「どう考えてどうこたえを導き出したかを検討する時間」を設けるようにしています。
ここでお互いの考え方の一致／不一致が明確になるので、そこからどれが正しい方法なのかを考えてみるというしかけをしています。
最初は慣れないためになかなか口を開けない人も多いのですが、繰り返しているうちに徐々に「話し合って考える」という習慣が身につきます。
それによって一人で考えるよりも記憶の定着率も上がりましたし、言語化する過程で自分の考えをロジカルに整理する力も身についているようです。
わずかばかりの取り組みですが、でも問題を解いて正解不正解を確認するだけの方法よりは楽しそうに取り組んでいるので、勉強嫌いでなくなるという効果は少なくとも感じています。
そして・・・誰よりもわたしが一番勉強になっているという事実(笑)
わかるまで説明しようとするほど、より細部に至るまで理解していなければならず、それが結果的に力をつけることにつながっています。
勉強好きなわたしにとっては、実はいまの期間がとっても楽しくて幸せな時間でもあります。
試験まであと2週間を切り、いよいよ大詰めです。
最後まで力をつけるためのしかけは、日々やっていこうと思います。
みんながんばっていい結果を出せるようにしようね！
#明日も佳き日でありますように
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