キャリアカウンセラーのおかちんです。
今日はどんな一日でしたか?
2/23に発売されたばかり、白井旬さんの新刊を読んでいます。
SDGsとESGを軸に、白井さんが支援してきた数多くの企業の事例を掲載しています。
SDGs、ESGというと、大企業が取り組むイメージがあります。ですが、実は中小企業が長年取り組んできたことの中にSDGs・ESGにつながっている活動がすでに含まれているんですね。
ただ、自分事として腹落ちしていないから、「うちの会社でSDGsって言われても……」と気後れしてしまう、ということが起きています。
そこで白井さんは、『SDGsはこれからの経営における「環境・約束・機能」である』と提示しています。
これは、17のゴールの細目である169のターゲットにヒントがあります。
こうして考えると、みなさんの組織において取り組んできた活動が、SDGsにつながっていることが実感できるのではないでしょうか?
わたしの場合は、教育関係であることから「ESD(持続可能な開発のための教育)」のお話しに惹かれました。
いまの学生たちは、中学・高校でSDGsに関する教育を受けています。そのため就職活動においても、SDGsあるいはESGに力を入れている企業を選ぶ傾向にあります。
彼らにとってよい会社・よい仕事の定義は、従来の給与や環境といった条件ではなく、やりがいや働きがいといった新たな価値観に基づくものです。
そのことを白井さんはこう表現しています。
また、東京YMCA国際ホテル専門学校の事例は、同じ専門学校として大変学びになりました。
業界支援機関だからこそ、業界で求められるSDGs・ESGを土台とした人材を輩出しよう、そのための学校であろう、という小畑校長の熱い思いが表れています。
ほかにもたくさん紹介したいことがあるのですが……それはぜひ本を買って読んでください(笑)
全体を通じての感想は、「SDGs・ESGとは誠実さである」ということです。そして誠実だからこそ「未来から愛される会社になれる」ということです。
ポーズやその場しのぎの活動ではなく、自社にも顧客にも社会にも誠実で真摯な活動を続けることがSDGs・ESGの本質なのかと思います。
白井さんはこれを、「三方よし」×「利他の精神」×「論語と算盤」×「脱:陰徳善事」と表しています。
ぜひ、「わたしの組織で導入するなら」という視点で、読んでもらいたいですね。そして「未来から愛される会社」になるよう、ともに取り組んでいきましょう!
明日も素敵な一日でありますように。