LIFE (2024 Remaster) / 小沢健二
title : #LIFE (2024 Remaster)
artist : #小沢健二
genre : #JPOP
release : 1994/8/31
label : #イーストワールド , #東芝EMI
producer : #小沢健二
REVIEW
あの小沢健二の名作「LIFE」のアルバムがリリースされてちょうど30年になるらしい。リリース当時、耳が欲しがるので狂ったように聴きまくっていた作品。小沢健二のとぼけたキャラクターも面白かった。この作品があったおかげでフリッパーズギターも聴いたし、「犬は吠えるが、キャラバンは進む」という個人的には小沢健二作品で一番好きなアルバムにも出会えた。「LIFE」でサブカルの道が開かれた人ってたくさんいると思う。もっといえば「今夜はブギーバック」というべきかもしれない。90年台の音楽でもっとも後世に影響を与えた日本の音楽かもしれない。けっして言い過ぎじゃないと思う。
小沢健二がいなくとも私はストーンローゼスにであい、そしてスパイラルライフに出会い、結果としてパーフリやコーネリアスにであっていったであろうけど、その影響力を日本のお茶の間に届けたのは素直にすごいことだと思う。ストーンローゼスとスパイラルライフは当時の日本のお茶の間には届かない・・・。
当時の日本は音楽と言ったらチャゲアス、B’z、ジャニーズ、モーニング娘。、小室哲哉などパッケージングされた商業音楽が主流だった。もちろん、30年経った今も何も変わっていません。YMO以外、世界中から無視され続けています。そんな日本の音楽シーンだからこそ、日の目を浴びてこなかった、日本のサブカルをお茶の間に届けた小沢健二の「LIFE」という作品はすごいのである。「愛し愛されていきるのさ」「ラブリー」「僕らが旅に出る理由」など恐らくほとんどの曲がシングルカットされただろうし、ドラマやCMのタイアップにもなっている。90年台の10年間ベストアルバムといっても、いいかもしれない。個人的にはもっと推したいアルバムはあるが、誰もが納得する作品という条件が加われば、一番納得してしまう。そういう説得力のある作品なのである。
個人的にこのアルバムで一番好きなのは唯一シングルカットされていない、「いちょう並木のセレナーデ」。まじで美しい曲、美バラードである。「もし君がそばにいた、眠れない日々」なんて初恋のきもちそのまんまじゃん。文豪・小沢健二の本領が発揮されている。
オザケンベストっていうなら、やはり私は「犬キャラ」が大好きだ。曲だけなら「流れ星ビパップ」。それにしても、この作品から30年か・・・。」
RECOMMEND
いちょう並木のセレナーデ
TRACKLISTS
愛し愛されて生きるのさ
ラブリー
東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー
おやすみなさい、仔猫ちゃん!
ドアをノックするのは誰だ?(ボーイズ・ライフ pt.1:クリスマス・ストーリー)
今夜はブギー・バック (nice vocal)
いちょう並木のセレナーデ
ぼくらが旅に出る理由