その人の死を見届けるという覚悟
保険業界に入って初めてご契約を頂いたお客様が、今朝、空に旅立ってしまった。
お付き合い自体は12,3年ほどある人なので、朝訃報を聞いた時はショックだった。
約3年間の闘病で、友人としても保険担当としても関わっていたから言い表せない感情だ。
幸い、治療にかかったお金は全て保険で賄うことができた。
その間、パートナーは会社の中でも残業がない部署に異動したり会社からある程度配慮してもらえていたようだけど収入も下がる。そんな時、保険があって本当に良かったと言ってはくれた。
それでも無力感だ。
この仕事を始めるときにとあるマネージャーに、こんなことを言われたことがある。
人の死には苦しみが2種類ある。精神的な苦しみと、金銭的な苦しみだ。精神的な苦しみは、時間が解決してくれるかもしれないが、金銭的な苦しみは僕らにしか解決できない。
今回治療費は確かに何とかなった。死亡保険も他にあるのでそれも発効する。それでも付き纏う無力感。
僕らの仕事は究極的には「遺族に死亡保険金を納品すること」だ。
死後の心のケア(グリーフケア)に関しても少し勉強したいなと思わされた。
改めて思うけど、僕らが生命保険の契約を預かると言うことは要するに、その人の死を見届ける覚悟をするということだ。
こう言うことが起こるたびに新しいことに、深く、気づかされる。
彼女が生きたかった今日を自分はしっかりと生きているだろうか。
ご冥福をお祈りします。長いあいだ、お疲れ様でした。
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