#37 毒親の言動が理解できない。
2021年1月23日。
今週、妊娠8ヶ月目に突入した。今日は出産予定日までちょうど80日だ。
『親になればわかる』と言われて久しいが、私は日に日に毒親の言動が理解できなくなっている。だいぶ重い話になるが、記事にまとめておくことにした。
妊娠して気持ちは変化する
まず、私は毒親育ちだ。
ついでに、家族代々アダルトチルドレンで、私も漏れなく受け継いでいたと思う。紆余曲折あって、今は毒親の呪いもアダルトチルドレン特有の思考や言動も克服できてきているんじゃないか、と思っている。
だからといって、毒親のトラウマが抜けたわけではない。
毒親にしか育てられていないから、子供ができたら毒親になるんじゃないか......って思いは強くあった。『絶対に毒親の負の連鎖を繰り返すわけにはいかない』し、そのためには自分と同じ思いをするかもしれない人をひとりでも増やさないことが得策だと考えていた。
ところが、妊娠しておなかがどんどん大きくなる過程で、まだ見ぬベビたんに愛着がわいてきて、大事にしたいという思いが強くなった。
性格の違いとかで相性の良し悪しはあるかもしれないけれど、それでも暴言・暴力で子供を攻撃しようという気はまったく起こらなかった。むしろ、大事にしたい気持ちのほうが強くなってる。
毒親の言動が理解できない
だからこそ、毒親の言動が理解できない。
私の毒親の場合は、人格を否定する言葉、突き放し(相談するとバカにする)、価値観の強要が主だった毒だったのだが、いざ親の立場になる今の時点で、この毒親の言動が子供を育てるのに必要だったとは到底思えない。子供のためを思った言動ではなくて、子供を毒親のストレスのはけ口として利用していたのだろう。
ストレスのはけ口にされた身としては迷惑としか言えない。そこまでされて育ててほしくなかったと思う。
小学生の高学年か中学生の頃、私は毒親との言い争いしていたときに『産まなきゃ良かったじゃん』と真顔で言ったことがある。言い争いの経緯ははっきりと覚えていないが、『育ててやってるのに』とか言って、毒親がいかにも被害者ヅラしてきたからだ。子供を育てるのが嫌なら育てるのを放棄すればいいじゃないか、というものだ。
それを言うと、毒親は『何てことを言うんだ』逆ギレ。が、今振り返っても、自分が言ったことが間違っていたとは思っていない。
はっきり言って、妊娠して出産、そして育てるのはと決めたのは毒親だ。当時インターネットが普及していなかったとはいえ、情報を取得したり第三者に相談するすべもあったはずで、選択肢はあったはずだ。
今後の毒親との関係について思うこと
すべての原因は毒親自身にあるはずなのに、それを子供に責任転嫁するとはいかがなものか。単純に、
自分の言動に責任を持てないだけなのに。これが私が毒親と判断した理由だ。
このような毒親の言動は今も変わっていない。
むしろ、昨年、結婚の挨拶に行ったときに、年齢を重ねるにつれて毒親の性質が悪化していることを実感したし、有害でしかないからベビたんに関わってほしくないと強く思った。
だから、今後私から積極的に関わるつもりはまったくない。絶縁で構わないと思っている。
親だから、家族だから、何かあったときは協力するべきと言われることが多いが、それはキレイゴトにすぎない。そもそも、世の中に絶対とか完璧とかはないのに、価値観を一方的に押し付けるのはいかがなものかと。家庭の事情とか個人的な思いがあっての決断に対して、他人がどうこう言うものではないはず。
こうなったことに後悔はない、それで十分だ。