#90 1歳半健診の進み方をまとめてみた。
この記事では、
という方の参考になれば嬉しいです。
1歳半健診の流れ
我が家が受けた1歳半健診の流れは下記の通りです。
都道府県・市区町村によって流れが違うこともあるので、この通りに進まない場合もあります。あらかじめご理解ください。
①子供の歯の健康について説明
受付の廊下から部屋①へ移動し、「子供用の歯ブラシと仕上げ用の歯プラ氏を使い分けて、きちんと磨きましょう」「子供の歯は虫歯になりやすいので注意しましょう」という話を聞きました。磨き方など、歯のことをまんべんなく説明されましたが、子育て本やネット検索で出てくる内容と同じでした。
②子供の食事について説明
部屋①から受付の廊下を通って部屋②へ移動し、「栄養バランスが考えられた食事が大事だよね」「咀嚼回数を増やすために、子供にとって少し固いものも取り入れましょう」という話を聞きました。私は話の途中で次の問診に進んだので、役所としては聞いても聞かなくてもいい話というカテゴリーにしているのかな、という印象でした。
③職員による子供の発達確認・問診
部屋を移動し、椅子に座り、子供に車や動物の本をひと通り読ませてから、職員が「ブーブーはどれだ?」など子供に質問をして、発達の度合いを確認。その後、お母様に質問とのことで、子供の普段の様子を聞かれました。
④歯科検診
部屋を移動し、生えている歯の位置確認、虫歯の有無の確認、口腔検査を行います。
口腔検査は、棒で歯の表面をなぞるのみ。検査液に入れて検査するもので、結果が出るまでに2ヶ月間くらいかかります。異常があったり経過観察が必要だったりする場合のみ結果が郵送で届くようですが、めったにないようです(とはいえ油断は禁物ですよね)。
⑤身長・体重の計測
部屋を移動し、おむつ台で新しいおむつに交換、洋服を脱ぎおむつ一丁になって体重、身長の順番で計測しました。そのまま部屋に置かれたパイプ椅子に座り、小児科医に呼ばれるまで順番を待ちます。
おむつ交換時と洋服の着脱時に、おむつ台にバスタオルを敷きました。持ち物リストに記載されていたので、持って行ってください(バスタオルを忘れても、貸し出してくれます)。
⑥小児科医による問診
聴診器を胸と背中に当てて異常がないか確認した後に、子育てにおいて不安や気になる点がないか質問されて終了です。
我が家の場合、生まれて間もない頃から肌に赤みがあり、おそらく汗などで炎症したのが原因で一向に治らないので相談しました。ですが、医師から「様子見て病院へ行ってください」と言われただけで、診察というより雑談でした。
1歳半健診が憂鬱になる原因は問診
個人的にも情報収集しても、1歳半健診が憂鬱になる原因は③の「問診」ではないか、と思います。
我が家の場合、子供が職員から手渡された絵本をひと通り読んで(見て)、職員の質問に答えるという形式でしたが、ぶっちゃけ、明らかに「いつもとは全く違う雰囲気の場所」でいつも通りのことをせよ、と言われても無理があるなと。大人でも初めての場所で緊張することもあるのに、子供ならより過敏に察知して警戒するでしょと思うのです。
そして、その様子を見たり問診したりした結果を踏まえて、職員から「お子様に✕✕させてください」と、なんだか上から目線?とも取れるようなアドバイス。職員も結果を踏まえて何かしら言葉添えしなければいけないのかもしれませんが、育児には正解がないはずなのに、あたかも「こうするのが正解」という言い方はないなと思いました。
もちろん、職員だって悪意はないはず。ですが、受け取り方によっては「母親なのに何をしてきたんですか?」と責められているようにも感じ、子育てに自信をなくすママもいるんじゃないか。ぶっちゃけ、共働き世帯が多数派なのにママのワンオペ育児が常態化、仕事+育児+家事のトリプルパンチをこなすだけでも精いっぱいのママが多い中で、さらに追い詰めるような仕打ちしないでよ、と。もう少しママの置かれた状況に寄り添った言い方をしてもいいんじゃないかなと、率直に思いました。
子育てに正解はないので、職員の問診で心ない言い方をされても、全部を鵜呑みしないようにしてください。ママとして、自分はできることにベストを尽くしている……そう思えることを積み重ねていくことの方が大事なのではないでしょうか。
子供の発達状況はどうしても気になる
とはいえ、発達障害の子供が増えてきていると聞きますし、子供の発達状況はかなり気になりますよね。子供の個性と受け止めるにしても、受け止めるまでにも時間が必要になります。
私は医師ではないので専門的な言及は控えますが、「子供の個性を伸ばす方法」を模索、押し付けや自己満足にならない程度に実践して、そっと後押しできれば十分なんじゃないかと思います。子供だからできないことが多いのは当たり前で、だからこそ子供は色々なことに興味を持って実践します。親ができることと言えば、子供が自発的に行動できる環境を整えることではないでしょうか。
もうひとつ、「子供を信じてあげること」ですよね。目で見たこと、耳で聞いたこと、手で触れたこと……子供はそのすべてを学び、吸収しているので、1日あっても大人以上に成長しているんですよね。私事で言うなら、子供が直径1cmほどの小さな丸いシールを2日、時間にして3時間程度でスラスラ貼れるようになったのですが、それも持ち前の集中力で真剣に取り組んだ結果だと思うんです。
これはあくまで一例ですが、あなたのお子さんだって、大人顔負けのすごい能力があるはずです。「1歳の子供にできることは限られている」のではなくて、「1歳の子供だからこそできることは無限大、挑戦させてなんぼ」くらいがちょうど良かったりもするのではないでしょうか。
まとめ:1歳半健診で子供の成長をかみしめよう!
この記事では、
という方へ、毒親育ちで、現在はママになった私の見解を紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。
子供によって成長・発達のスピードは違うと頭ではわかっていても、周りの子と比べて「うちの子は大丈夫だろうか?」と考えることはあります。特にはじめての子育てだとなおさらですよね(我が家も例外なくです)。
ですが、子供は子供なりにがんばっているので、まずはそれを温かく見守る、見守るだけではしんどいという場合は、過干渉にならないように気を付けながら子供の成長を後押しすることをするくらいで十分。過干渉になりそうだと感じているときは、自分のために時間を使ってみるなど、工夫してみるのはいかがでしょうか?
1歳半健診は、子供の健康状態を確認するためのもので、母親(父親)としての役割を採点されるものではありません。ぜひ子供の成長をかみしめて、「これだけ自分もがんばったんだな」とご自身をほめてあげてくださいね!
このコラムでは、毒親育ちママの私が、子育てや仕事で考えたこと、感じたことをざっくばらんに紹介しています。「子育てが不安」「毒親の悩みを聞いてほしい」などの相談は、事情のわかる人に話すのがイチバン!下記よりご連絡お待ちしています。