
#105 毒親育ちには学ぶ場所・機会が少ないという現実。
この記事は、
☑自分の親は毒親だと思っている
☑毒親育ちゆえの生きづらさを感じている
☑人に頼るのが苦手で、自分で抱え込むことが多い
と感じている方の参考になれば嬉しいです。
毒親育ちには学ぶ場所・機会が少ないという現実
先日、こんなツイートをしました。
毒親育ちは【学び方がわからなくなる】。普通家庭のコミュニケーションは学べない→社会に出て、わからないことが多い、でも学ぶ場がないことが多いため。学ばねばと義務感はあっても、その場がわからない。学びたくても学べないって状況も多くて、生きづらさを感じることもあるんだ🥲#毒親育ち
— みなと (@minato_rainbow) June 27, 2024
これは、私に思うところがあってのツイートなので、こう感じた理由をnoteにまとめることにしました。
きっかけは、初対面の方との食事会。いつもと同じように接していたつもりだったのですが、参加者の1人が一方的に私の人格を否定する発言をしてきたのです。「なぜ?」と思うと同時にとても悲しい気持ちになったのは言うまでもありません。
一方で、その方の発言で的を射てるかもしれないと思ったのは、「受け身すぎてつまんない」という発言。そんなつもりじゃないんだろうな…と思う一方、これまで人との距離感に悩んだり苦しんできたからこそ、意識的にも無意識的にも一線を引いていたのは事実でもあります。
個人的に、一線を引くことが悪いこととは思ってないですし、人間関係を築く上では「節度を保つ」「親しき中にも礼儀あり」と考えれば一般常識の範囲内だと思っています。しかし、人間関係のトラブルに巻き込まれたくなくて、積極的に関わりを持とうとは思っていなかったかもしれません。
そんな状況で感じたのが、見出しにある「毒親育ちには学ぶ場所・機会が少ない」ということ。
毒親育ちは、形式上、親がいて親に育てられてきているけれど、家庭内で人間関係を学ぶことができずに社会へ出ている方が多いのではないでしょうか。人間関係とかコミュニケーションに関連する本をはじめ情報はたくさんあるとはいえ、実践とは別問題。
しかも実践…と言っても、リアルで関わっている人に対して、コミュニケーションの勉強相手になってもらおう…というのは、今後の人間関係に影響を及ぼしてしまうかもしれないという怖さもある。そう考えると、見出しの通り「毒親育ちには学ぶ場所・機会が少ない」と言えるんじゃないかなと思うのです。
毒親育ちに圧倒的に足りないものは「失敗する経験」
その理由を裏付けるのは、毒親育ちには「失敗する経験」が足りないことです。
これまでに「失敗するな」「完璧であるべき」と言われたり、相手の意にそぐわないことをしてしまったときに必要以上に怒られたり避難されたりしたことはありませんか?毒親の傾向によって違うかもしれませんが、個人的には過干渉な毒親、毒親の望む人生を歩ませようとする毒親にこの傾向があると考えています。
毒親の影響で、あなた自身も完璧を求めすぎて、ちょっとしたミスでも必要以上に自分を責めてしまうこともあるでしょう。これは「失敗の経験の少なさ」に起因しているのです。
失敗はしないに越したことはないでしょう。でも、失敗をしなければその状況にピッタリな解決方法も対策もわからなかったり、イメージしづらかったりして、一歩を踏み出すこともあるかもしれないのです。だからこそ、「失敗は多ければ多いほど自分の糧になる」から、毒親育ちほど大小関係なく失敗はたくさんしておいた方がいいと思うのです。
どこで失敗をするかも自分で選んでいこう
「さぁ、失敗しよう!」と思ったとして、その失敗をどこで、どのようにするのかも重要な視点です。
そもそも、大人になった今でも失敗をおすすめしているのは、「自己解決力のバリエーションを広げること」です。
私自身、自分なりに試行錯誤してきて、そのぶん失敗も挫折も多かった…というのはあったのですが、おそらく毒親育ちの方全員が、毒親育ち特有の生きづらさを克服しよう、乗り越えようと克服されてきたはずです。言い換えれば、失敗によって失ったこと、犠牲にしたこともある、ということ。
大切なのは「どこで失敗するのか」です。
失敗は誰にでもあります。ときに取り返しのつかない事態になってしまうこともあるでしょう。そこまでの重大なことではなくても、落ち込んだり、回復するまでに時間がかかったりと、あなたの心に影響を及ぼすことの方が多いのではないでしょうか。
そのような状況になったときに、支えたり、寄り添ったりしてくれたりしてくれる人がいるのといないのとでは、心の回復ペースが違います。そういう人がいる方が回復が早いのは言うまでもありません。
そして、支えたり寄り添ったりしてくれるのが同じ毒親育ちだったら、追体験を通して学びになるのではないでしょうか。毒親育ち同士がゆるくつながって、互いに支え寄り添い合うことで、解毒にもつながっていくのではないでしょうか。
まとめ:毒親育ちの学ぶ場所・機会を作っていこう
この記事は、
☑自分の親は毒親だと思っている
☑毒親育ちゆえの生きづらさを感じている
☑人に頼るのが苦手で、自分で抱え込むことが多い
と感じている方へ、毒親育ちでもママをやっている私の体験・見解を紹介しました。少しでも参考になりましたら嬉しいです。
毒親育ちでも育った環境・背景は違うし、毒親育ち同士でも分かり合えないこともあるでしょう。それでも、普通育ちの方による無理解や批判に苦しむくらいなら、毒親育ち同士で協力し合うことが現実的ではないかと思うのです。
そんな思いを込めて、「毒親育ちのホッとルーム」というメンバーシップを立ち上げました。月額500円から始められるので、ぜひ参加してみてくださいね✨
=========
最後まで読んでいただきありがとうございます。毒親のことで悩んだとき、困ったときは、お問い合わせフォームまたはTwitter DMからご連絡いただければと思います✨