ファンの先輩がナビゲートする本
ちょっとおもしろい本を2冊読んで、同じ良さだったの備忘録代わりに。
一冊はこちら。エッセイストの岸本葉子さんが、大好きな俳句の魅力を教えてくれる。紹介されていた「探梅」という季語がとてもいい。まだ寒い冬、春を求めて歩く様だという。俳句は、何気ない見える身の回りの世界を楽しむ娯楽だなと知る。
こちらは、和樂という日本カルチャーを紹介する雑誌のwebチームが対談形式で紹介する日本文化。めちゃくちゃおもしろい。歌舞伎やお茶、浮世絵といったものの初歩を楽しく紹介していて、なぜ?どうして?という流れを抑えてくれるので、理解しやすい。
この2冊に共通しているのは、ファンを増やそうという視点。そしてファンの先輩がナビゲートしているところ。
以前「将棋初段になれるかな会議」という本を出したが、初心者と上級者の間に向けるというコンセプトが受けた。
入門のちょっと先。そしてファンの先輩がナビゲートするという企画は、もっともっとあってもいいなと。