いのちと向き合うとき
いま、ここに
病気と闘う友人がいる。
彼女は強くて優しい。
ありのままで笑ってくれる。
声が出しにくくなり、
食が進まなくなり、
腰痛がひどくなって
眠れぬ夜を重ねても、
そんな自分を正直に見せてくれる。
全部全部ひっくるめて
笑ってくれる。
いつだって正直に向き合ってくれる彼女を前に、
私は何ができるだろう。
1日1枚、
花やら空やら写真を撮って送ろうか。
1日1個、
変なスタンプでも送ろうか。
1日1回、
彼女を想って、
痛みが軽くなるよう祈ろうか。
あ、4コマ漫画描いて送るとか?
思いつくのは変なことばかり。。。
考えど考えど、
どれも自己満足にすぎない。
無力さに落ち込んでも
無意味。
彼女を大切に思っているのなら、
今日この瞬間に感謝して生きるのだ。
今日お腹いっぱい食べれた事を、
歩けたことを、
テレビを見て笑えた事を、
横になって眠れる事を、
ありがたく感謝しよう。
そして、彼女に会いに行こう。
小さな声で「やっほ!」って言って。
手を握って頭を撫でよう。
昨日会った面白い人の話もしよう。
あなたが居てくれて
私は幸せだということを
笑顔であらわそう。
いま、
何かしたいけど
何もできなくてもどかしい気持ちを
そっと静かに抱きしめて、
あなたが居てくれて
私は嬉しいということを
口角上げてあらわそう。
いま、ここに
あなたを想う小さな小さな私がいます。
お母さんの学校所属
トヨタマキ