パクリでもいいからパブリックアートが地元に欲しい。素敵な3作品を紹介
現代アートが好きなオカサカです。中でもパブリックアートは、いつか地元でやってみたいジャンル。
パブリックアート(public art)とは、美術館やギャラリー以外の広場や道路や公園など公共的な空間(パブリックスペース)に設置される芸術作品を指す。設置される空間の環境的特性や周辺との関係性において、空間の魅力を高める役割をになう、公共空間を構成する一つの要素と位置づけされる。記念碑的なものより、象徴的なもの、コンセプチュアルなもの、建築の壁画、音、風、光などを利用したものも含まれる。
※Wikipediaより引用
つまり、パブリックスペースに設置されたアート作品です。
今日はそんなパブリックアートを3つ紹介。
僕はこんなのが町にあったら、心がスクスク育っちゃうなぁ。
「skin」(2010)Mehmet Ali Uysal
ベルギー・リエージュの郊外の公園で
巨大なクリップが地面をつまむ。
気張ることのない、ただただ普通のデザインのクリップだからこそ
風景に溶け込み
違和感のある風景を自然に見せることができる。
つままれた地面はムニッとした質感を持ち、
見る者に生々しさを伝える。
メッセージが無いから好き。
「Spire of Dublin(Monument of Light)」(2003)Ian Ritchie
高さ120m、根本の直径3m、先端の直径15cmのでっかいピン。
シンプルすぎる。
碁盤の目状のアイルランド・ダブリンのまちの中心にそびえ立つ。
実は夜になると先端が光る。
ダブリンと言えば、アイリッシュパブの街。
街のあちらこちらで上機嫌に酔っ払った人たちが行き交う。
どんなに酔っ払っても僕は迷わない。
なぜなら街の中心にこの尖塔があるから。
この塔を目指して歩けば良いから、見知らぬこの土地でも気兼ねなく酔える。
街のシンボルすぎて好き。
「SPACE THAT SEES」(1992)James Turrell
金沢21世紀美術館の「Blue Planet Sky」(写真2枚目)や地中海美術館の「Open Sky」など似た作品を多数作っている。
白い箱の天井は切り取られた空
普通の空に額縁を設け、特別なものに昇華する。
森のなかで、木々に囲まれた青い空も特別。
でも、白い室内にあって四角に切り取ることにアート的なコンテクストがある。
いつもなら見逃す何でもない空を
この空間では、皆が見上げている。ゆるやかな時間が流れる。
なんでもないものを皆で一緒に見るから好き
いかがでしたか?
お気づきいただけただろうか?
パブリックアートと題しながら、
Spire of Dublinはパブリックアートとして発表されたものじゃない。建築。
でもまぁパブリックアートに分類してもセーフかな
さらにひどいのはJames Turrellの作品を紹介したこと。
全くパブリックアートじゃないです。
だって美術館のなかにあって、さらに箱の中にありますやん!笑
これはインスタレーション作品です。ごめんなさい笑
作品アイデアを転化させてパブリックアートに用いることができるので紹介しました。
パブリックアートやインスタレーションと紹介しましたが類似物で色々と呼び方はあります。
興味のある方は是非以下の用語でも検索してみてください。
画像検索するだけでさまざまな作品が観れて楽しいですよ。
アースアート
アースワーク
ランドアート
インスタレーション
OOH広告
屋外広告
環境アート
メディアアート
サイト・スペシフィック
ランドマーク
僕の作品もパブリックアートに持っていけるかな?笑
⇓ 僕の作品
3D Clock series "Triangle"(2011)
よろしければ、サポートお願いいたします! 塾の生徒のためにクリエイティブな本を購入します。