Zero
像を映す、汚れた鏡
そこに繋がりは無い
恋人で、虚ろで
石英の夢に浮かぶ顔
祈りは持っておく
本当に必要な時のために
不安を置き去りに飛ぶ
乗ってみようか
自身の為の
本当に必要とする全て
自身の為のもの
虚無は孤立
孤独は清潔
清廉は信心
神は虚しく満たされない
狂乱に酔いしれる
憂鬱を愛しむ
滑稽な偽善者、まじないの王国
流行りの召使いは黄ばんだ歯ぎしり
口外はしない
沈没船に乗っていたとは
沈んでいたとは漏らさない
自身を苛む
押し殺せないもの
飢餓と執着に苛まれる
自身の為の
本当に必要とする全て
自身の為の
ただ一つ