自動演奏楽器の内部を見た!in河口湖 音楽と森の美術館
箱入りオーケストラの妙。
先のGWに河口湖に家族で行った時の事。
公共交通機関を利用したのだが、経験ないほどインバウンドの方々が多くて驚いた。
河口湖駅からの超満員バスは、八割以上が海外の方で、インバウントは我々の方かと錯覚する程。
「イクスキューズーミー」と言いながら降りる人々の生英語に、娘は少々興奮気味だった。
で、そのバスで行ったのが「河口湖 音楽と森の美術館」である。
ハイシーズン料金で大人2300円 中学生1500円となかなかのお値段。(クーポンで少し安くなったが)
もとよりお値段以上は期待していなかったが、ここがとてもよかった。
動線が工夫された敷地内は、池や噴水、緑や花が上手く配置され、コンパクトだが、視界が広く映え映え。
また、その名の通りの「音楽」に関連したイベントが各所でタイムテーブルに沿って行われており、これもバラエティがあり楽しかった。
ちょうど、タイタニック号出向111周年記念特別企画とやらで、コンサートホールでタイタニック号に搭載予定だったものと同モデルも含む、何台かの自動演奏楽器の実演があったのだ。
タイタニックモデルでは、実際のタイタニックで最後に演奏されたと言われる讃美歌を聞くことができた。
タイタニック号内では、特別室などのお客さんには楽団の生演奏が供されたが、ランクが下のお客に対してはこの自動演奏楽器が使われていたような話をしていたな。
また、巨大な箱状の入れ物の中にバイオリンやらピアノやらドラム、シロフォンなどが組み込まれ、オーケストラのような演奏をしてくれるのものもあってびっくりした。(動力はネジ巻なんかな? )
現地では、からくりオルゴールの実演も見たのだが、原理としては同じだと思う。
穴があいたロール紙とかの楽譜があってそれが機械仕掛けの動力で巻き上がったり回転することで、各楽器が音を出すタイミングが調整されつつ、部品を動かして音が出る。
楽譜の入れ替えが可能なものであれば、レコードのように色々な曲を奏でることが可能だ。
初めて見て聴いたが、すごい!欲しい!(笑)と感激した。
手前の扉を開けて演奏時の内部を見せて貰えたものもあったのだが、魔法みたいだった。
外側の装飾デザインも重厚な職人技を感じさせるもので、釘付け。
満足度の高いひと時であった。
この美術館ではその他に、物語を題材にしたサンドアート&バイオリン&ピアノのコラボ演奏会を見たが、それも素敵だった。
私が見たのは「シンデレラ」(サンドリヨンでサンドアートか!?)だったが、音楽とストーリーに合わせてサンドアートが流れるように場面展開されていくのだ。
美しかったなあ。
ということで、帰る頃には、また来たいなと思っている自分がいたのだ。
(たぶん家族の中でわたしだけだが…)
余談だが、タイタニックコンサートの最初、MCの男性が、こなれた調子で会場にいる人にどこから来たか質問をした。(会場全体で100人程度か)
で、北海道からのかた~、東北地方のかた~と遠い地方ごとやっていったが、ほぼ手が上がらない。
九州の方~とやった時も誰もいず、「昨日は九州からの人もいたんですけどね~」とか、物足りなさそうな、残念そうな感じで言いつつ、一応関東多数でアンケートを終了した。
でも、会場、ほとんどインバウンドだし。
言葉も通じてなかったと思う…。(ちなみに、演奏器の説明については舞台の両脇の画面に数か国語の字幕がでる)
たしかに見た目は変わらないアジア系の人が多かったけど、毎日働いてるんだよね?!…なんでその質問?って思ってしまった。
#エッセイ #河口湖 #音楽と森の美術館 #インバウンド #GW
#自動演奏楽器 #タイタニック号 #からくりオルゴール
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