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富山県一人旅の記録・19 アがる洋朝食と大雨の最終日、旅モードから帰路モードへ。

ということで、夫と娘(中三)を自宅に残して決行した数十年ぶりの一人旅。その記録を、note始めた時以来の頻度で頑張って去年11月から更新中。

旅行から二ヶ月が過ぎ、記憶が薄れてきた上、写真も少なくなってきた。

さて、雑多な記録写真に時折時刻を添えて時系列で並べている。
今回は三日目(最終日)の朝7時頃からスタート。
ここまで付き合ってくれた方、感謝です。

やっと終盤へ!、の細かすぎる記録&雑記、今回も良かったら、ご一緒に。

前回↓

富山と「わたし」が垣間見える、初回からのあれこれ…。↓


富山最後の夜は無事に明け、窓の外はザーザーと音がする土砂降り。
部屋のシャワーを浴びて、身支度を整え朝食へ向かう。


朝食会場で和定食か洋食定食かを選ぶのだが、前日は北陸の味が評判の和食を選んだことは既出。
しかし、その時隣のワイシャツのおじさまが召し上がっていた洋定食がおいしそうで今日は迷いなく洋食。

彩り美しい洋食がセットされたトレイを受け取り、パンブッフェに一番近い窓際隅の二人掛けのテーブルを選ぶ。
昨日に続きサラダと飲み物もセルフで取りに行って準備完了。

おいしそ~!な、8:24の写真。

眼福。
フルブッフェの朝食の場合
盛りに盛るのでこうは、いかない。


そして、実際、美味しかったのだ。
滑らかでバターの香り(たぶん)するマッシュポテトも、トロトロのスクランブルエッグも、緑が映える万能野菜ブロッコリーも、素敵なお皿を横断する厚切りのベーコンも、和定食にはなかったフルーツも嬉しい。
その場でトーストしてくれた厚切り食パンにはバターとマーマレードが添えられている。

ヨーグルトはもともとサラダブッフェにもあるので別メニューでもいいかなというのと、コーンスープのお代わりができればパーフェクトだった。

もちろん、パンはブッフェのミニクロワッサンなどを焼いて追加。

時折、窓の外を見ながらのんびり朝食を味わう。
(量より質の定食形式が年齢的にもbetterかなあと思いながら。最近揚げ物で、もたれるし)

温かい紅茶にドリンクバーの牛乳を入れてミルクティーにして、最後を締めて席を立った。

余談だが、昔からホテルの朝食時にやたらと水分を取りたくなる。
家族はそこまで飲まないので、なぜ私はこんなに渇いているのか?と思う。

コップにたっぷりのジュース類×3と、〆の珈琲か紅茶は最低ラインだ。

結果、ホテル出発2時間後くらいから、トイレアンテナを立てることになるのだが。

さて、部屋に戻って歯磨きなどしつつ食休みをし、使用済みタオル類をちょっと整え、忘れ物がないかバスルームなどもチェックをし(→ところが冷蔵庫チェック漏れで未開封の水を忘れるの巻…)、最後にドアの前で部屋を振り返る。

名残惜しさと同時に、「さて、帰りますか~」と心の向きが切り替わり、安心で包まれる自分の布団が恋しくなる。
(寝つきの悪いわたしが、長期の旅行は無理だと思うのはこんな時だ)


今日の流れ。
まず路面電車で富山駅に行ってロッカーにスーツケースを入れる。
それから再び路面電車で「富山市ガラス美術館」に向かう。


富山駅からの路面電車は再びホテルの前を通るが、大雨のためスーツケースは先に富山駅に運ぶことにした。


ホテルは、精算がないためチェックアウトは指定の箱に鍵を入れればOK。
ところが出口に向かったところで、(しまった、フロントに行かねば)と思い出す。

口コミで「フロントで富山駅への路面電車の割引券がもらえる」(送迎代わりだろう)との情報を得て、チェックアウトの時に貰おうと考えていたのだ。
ちなみにチェックインの際はそのような説明もなかった。

幸いフロントにお客さんがいないので、ささっと行って「すみません、路面電車の割引券がもらえるって聞いたのですが…」と告げると、あっさり「どうぞ」と渡される。

定額運賃大人:210円が100円になるチケットの二枚綴り。

使用済みなのでチケットはついてない。



よしよしと、ホテル前の路面電車の停留所へ。

風も強く傘の働きが微妙だが、電車に乗ればすぐに富山駅到着だ。

いい仕事する連結部、再び。のジャスト10時。


初日に使ったエリアのロッカーに空きがなく少し焦るが、別の場所で確保。
再び路面電車へ。

初日にも撮ったけど、非日常感のある、
この薄暗さや構造がすごく好き。
乗り場へのアップダウンも動きのある画を作る。
環状線に乗る。
雨、ザバザバ。10:18。

停留所から少しの距離だがしっかり濡れて美術館に到着したのが10:30。

丸みを帯びつつスッキリしたフォントがよい。


ガラス美術館内部はガイドブックでたくさん写真を見たので、うわ~という感動はない。
常設展と特別展があったが、常設展のみのチケット(大人:200円)を買う。


1Fにはガラスとは関係ないがSDGsがテーマの木の循環を表した木製のピタゴラスイッチ的巨大装置があり、子供が最初のボールをスタートさせていた。

これが作りもギミックも見ごたえがあり、正直、一番面白かった。
こういうものを、納得いくまで何周分も見ている時、贅沢と感じる(慣れないスタバより)。

常設展のガラスも色々なテイストのものがあったが、最上階には現代ガラス作家の巨匠(らしい)デイル・チフーリの作品群がある。
こちらは撮影はOK も、ネット上での公開はNGとのことで、載せられず。

ガラス吹きで作るような作品の巨大バージョンでイソギンチャクとか海藻(昆布?)や貝のような海を想起させる曲線が組み合わさったカラフルなインスタレーションなどを見る。


ところでこのガラス美術館だが、入り口の写真にもあった通り図書館が併設されている。
天井も高いし窓も多くて開放的で、エスカレーターで館内移動ってカッコいいし、カフェっぽくてまさに今時。
でも薄暗くて、迷路みたいな静かな図書館のほうが落ち着くかも…。

図書館の方を見る。
右下の部分は美術館のショップ。
真ん中は吹き抜けだ。
設計は今をトキメク 隈 研吾。
天候のせいもあるのか混雑はなかった。


エスカレーターからの撮影は11:45。

一通り美術館を見て、最後はミュージアムショップに寄る。

心惹かれるガラス製品もあったがお値段も相応に良く、また、実際に使うのか? 置き場所は?などと考えると、値段もサイズもコモノ狙い。

結局、娘に小さなガラスのクリスマスツリーを買う。
440円。
本当に小さいやつ。親指の先ぐらいのね。
で、富山製どころか、日本製でもないけどね。


ということで、予定は無事終了。
路面電車で富山駅に戻ることに。


雨の激しさがお分かりいただけるだろう。
富山県で最後の路面電車に乗る。12:08の写真。


「エステティック ジュビラン号」の床は水浸しであった…。

15時過ぎの新幹線までにするべきことは、お土産購入だ。
そして、お土産を見るために行きたいビルがあったので、富山駅の一つ前のエスタ前停留所で降りることにした。


次回、お土産や北陸限定品の紹介と、新幹線で隣に座った人の話を少し。
横道に逸れなければ、最終回になるか??な??

是非、最終回までご一緒に。

※見出し写真は路面電車の時刻表。

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