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昨日の月と出産のこと。
中秋の名月に。
久々の二日連続の投稿。
「昨日の月」が「一昨日の月」になる前に。
今日は午後に雷が鳴って雨、止んだり降ったり。
雷もさっきまで距離を移動させながら鳴っていた。
今年は雷が多かったが、もはやわたしが小学生の頃の「夕立」とは別物になっている。
娘はその年、10月にあった中秋の名月の日に生まれた(14時過ぎ)。
だからわたしにとって、満月と娘は結びついている。
のだが。
満月に出産が増える話をご存じだろうか?
その日は月の引力で海水の満ち引きが大きくなるように、海水によく似た成分の羊水も引っ張られているからじゃないかと言われている。
科学的な根拠はないようだけど…。
たしかなのは、娘が生まれた日、病院が激混みだったことだ。
わたしは当日、起床時に破水をして産婦人科に行き、そのまま入院することになったが、満床とのことで空きがでるまで数時間、診察室?の隅のベッドに横たわることとなった。
その後、陣痛が始まったのだが、出産スタンバイ状態(陣痛間隔が10分とか)になるまでは陣痛部屋みたいなベッドで周期的にやってくる痛みに耐えることになる。
ところで、その個人経営の産婦人科医院のウリ?には、入院期間中に受けられるアロママッサージがあった。
そんなハイカラなものを受けたことのないわたしは出産後の癒しとして楽しみにしていたのだが、スケジュールの余裕がなかったのか、「今やっちゃいましょう」と出産前、陣痛が始まってるのに受ける羽目に。
なに、この展開??! 意味わからん。
母親くらいの年齢の看護婦さんの強引かつ予想外な提案に断ることも出来ず(初めてだらけで頭が回らない)、看護婦さんの腕を支えにしつつ、ヨタヨタとマッサージに向かうワタシ。
ところが、マッサージ台に乗るのもやっとの状態で、しかも、私の陣痛の様子から、早々にアロマセラピストさん、「もうやめときましょうか」って…。
え? これで終わりでもう出産後のサービスとしては受けられないの?!と痛みの中でも微妙な気持ちになった。
その後、入院中、一緒に食事をした女の子から「部屋が足りなくて廊下にベットが置かれていた」とか「アロママッサージルームも病室として使われていた」と聞いたわけで。
そんな都合もあったのであろう。
(わたしの同室だったフィリピン人女性は、アロママッサージのことは一言も触れられなかったらしい…)
とにかく初めての出産で、自分が出産までの何合目にいるかもわからず言われるがままであったが、その後、看護婦さんも驚く早さでお産は進み3240gを無事出産。
スムーズな出産が「アロマ(マッサージ)のおかげ!」と看護婦さん間で噂になっていたが「ほとんど受けとらんし、ちゃうわ!」と突っ込みたかった。
同室のフィリピン人女性のことや、いろんな人と話題になるほどキツい助産師さんなど出産時のエピソードは多いので、そのうち書くかもしれない。
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