好きな海外ドラマ・2「ER緊急救命室」
現場のスピード感に目が離せない&ジョージ・クルーニー話
好きな海外ドラマ・1の「ツイン・ピークス」に続き古いドラマ…。
「ER(緊急救命室)」(全15シーズン・1994~2009)。
ERは、わたしが初めて見た本格的な医療ドラマ。
古いというハンデがありながら、現在も医療ドラマの金字塔だと思う。
ERというスピード重視の医療現場での無駄のないセリフ、動きで、誰もが本物の看護師、医者、そして患者(→ちょい役ですら)にしか見えない。
それらの動きをとらえるためのカメラワーク、病院のセットもリアルで計算されつくしている。
まるでドキュメンタリー。
医療現場の苦悩や登場人物が抱える個人的な事情にも泣かされた。(スーザンが、お姉さんに何度も裏切られるシーンは、苦しかったなあ…)
試練や緊迫感を感じさせたあと、希望につながるようなアクロバティックな名テーマ曲も心に残っている。
見ていた当時、「このドラマほんとに1時間(正確には45分)もの?」って思うくらい、密度が濃かった。
そしてメインキャストのカーター役ノア・ワイリーは、飛行機内で「お医者様はいませんか?」的事態に遭遇し、みんなの視線を浴びたというエピソードがあるほど、アメリカでも大ヒットした。
心臓バクバクするくらい衝撃だったドラマのエピソードが
の2話だ。
医学生だったルーシーが、病院内で統合失調症の患者に刺されて亡くなる話だった。
NHKでは放送中止になったエピソードだ。
理不尽に刺され、失われていく命が正面切って描かれ、怖かった。
同時に、病院中の医者が必死にルーシーと、もう一人刺されたカーターを救おうと治療に当たる姿が感動的なエピソードでもあった。
(腕はあるが嫌味で卑怯で安定のみんなの嫌われ者のロマノが奮闘する姿!)
そうそう、あと生放送したエピソード(シーズン4)もあって驚愕!
大陸アメリカらしく、同じ脚本で東部の時間帯と西部の時間帯とで、二回やったらしい!
すごいことやるなあ。
主要キャストで、カウンティ病院の良心グリーン先生が亡くなる(号泣!)シーズン8までは夢中で見ていたが、その後はあまり印象に残っていないし、見ていないシーズンもあるかな…。
ジョージ・クルーニーはこのドラマでブレイクした。
余談だが、アメドラを見ていると実在する人物、有名な俳優やら歌手、政治家やらが実名でぽんぽん会話に出てくる。
「まるで○○…」とかの形で出てくるので、その人物自体がわからないと解釈に困ることもあって、調べちゃったりする。
実際、皮肉というかディスるようなセリフも多いが、日本のドラマじゃ、いろいろ無理っぽいから新鮮に映る。
アメリカでは表現の自由が守るべきものという大前提があり、それが様々な価値観を同等に尊重することに繋がるのかなと思ったり。
で、そのジョージ・クルーニーだが、彼の名前をアメドラのセリフで何度も耳にしている。
「ジョージ・クルーニーみたいだったよ」とか、さらっと言われても、そりゃモチロンかっこいいけど?!…と思っていた。
しかし何度か別々のドラマでも遭遇し、どうやら「クールな俳優と言えばジョージ・クルーニー」、「みんなが虜になる男といえばジョージ・クルーニー」、さらには「アメリカの良心、ジョージ・クルーニー」レベルのイメージまで見えてきた。
ウィキペディアを見ると、クルーニーさん、人道活動にも力を注いでおり、政治的な発言もしているし(アメリカでは若い人も含めてメジャーな俳優や歌手が政治信条を表明することも多い)、オバマ大統領と国際問題について会談までしている。
やってることのスケールがデカい。
こういうの、日本で言えば誰にあたるの?なんて思うけど、杉様こと杉良太郎(社会貢献度、高し)とも、ちょっと立ち位置違うしなあ(年齢もだけど)。
って、こんな話に着地か。
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