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歌にまつわる話・8 ゆりかごみたいな「Touch The Sky」HILLSONG UNITED

アメドラ「HAWAII FIVE-0」から、タイプの違う二曲を


歌にまつわる話・7に続いて、昔YouTubeでお気に入り登録した曲の紹介。
しかも前回と同じく、ドラマ絡みの歌である。

↓前回


アメドラ(古いやつばっかりだが…)については、何度となくnoteの記事にもしているが、今回は「HAWAII FIVE-0」(1~10シーズンまで。2010~2020年)。


その名の通り、ハワイを舞台にした刑事モノで一度聞いたら忘れないテーマ曲もインパクトがあった。

取り敢えず、走り出したくなるテーマ曲↓



メインキャストの4人の中に、アジア系の男女2人がいるのも、親しみがわいたし、個性豊かなチームでユーモラスな場面も多く、好きだったドラマ。


そして、身体を張ったアクションの切れがとんでもなくよくて、専門の人じゃないよね? 普段どんだけ鍛えてんだと思う程。


アメドラを見ていると、年齢(経験)問わず、俳優さんが皆、演技だけでなく、歌、踊り、アクション、と一通り(プロとして)押さえていて驚く。(海外俳優は、演劇学校で基礎を学んでいる人も多いし)

これくらいできて、初めてスタートラインに立てるってことなんだろう。


このドラマシリーズは、地上波のテレビ東京で見ていたので、おそらく最終シーズンまでは見ていないと思う(放送されていない気がするので)。

また、今回扱うシーズン7で、アジア系の2人が降板してしまうのだが、その原因が、ギャラ問題

自分たちと他の白人二人とのギャラが違い過ぎる、貢献度は同じなのに、アジア系、下に見てるよね、という話。

そういう裏話?が、バンバン報道されるのが、またアメリカっぽい。
お金の生臭い話でもあるけど、差別問題の大きさ、根の深さの現れだったのだろう。



さて、この曲が使われたエピソードであるが、メインとなる事件は覚えていないのだけど、生まれつき付け根から両足がないカンヤ・セッサーさんという女優さんが出ており(ドラマの中では戦争で失った設定)、役名:コノ(アジア系女優)と、サーフィンをするラストシーンで曲が流れる。



リラックスに誘ってくれる穏やかで心地よいリズムで、聞いて行くうちに呼吸が落ち着く感じ。

サビの

My heart beating, my soul breathing
I found my life when I laid it down

の部分が、ゆりかごに揺られるような心地よさ。

青い空と海が印象的で、エピソード的にも胸を打つ場面だった(詳しくは覚えてないんだけど…)が、そこに流れるこの曲がぴったり過ぎて、すぐにYouTubeで検索した。

今回、歌っているHILLSONG UNITEDってなに?と調べてみたところ、ヒルソング教会なる宗教団体の付属アーティストみたいな感じとわかった。

つまり、これまた前回に続いて宗教色の濃い歌だったわけで、歌詞的にも似てるわけで。
先に挙げた部分も意訳すると、

私の鼓動よ 私の魂の息吹よ
心を委ねた時、わたしは自分の行くべき道がわかった。

みたいな感じ?
執着を手放し、運命、神様に心を委ねたら、新たな角度で物が見え、気持ちが軽くなったというような。


カンヤ・セッサーさんについては、正確には女優ではないようだけど、違和感なくドラマに溶け込んでいたから、たいしたものだ。(検索すると彼女のインスタや、challengingな人生について出てくる)

それにしたって、見た目に大きなハンディキャップを持った本人が、人気ドラマにゲスト、しかも演技的にも話的にも違和感なく出演してるのが、日本ではありえなくて、またびっくりだった。


あと、海外ドラマって話ごとに場面に合わせた挿入歌が流れる。
ピッタリってのが多くて、ジャンルも色々な選曲がすごいと思う。

日本のドラマって、流れる曲ってだいたい「主題歌」とか「挿入曲」って決まっちゃうから、新鮮。


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