大学病院で待った話・1
娘を連れて大学病院に行った。
去年、娘は学校の脊椎側弯症検診でひっかかり、夏に指定の検診センターで、専門医の診察を受けた。
脊椎側弯症とは、簡単に言うと、背骨がまっすぐではなく左右に歪曲すること。
歪曲の角度が10度以上からが側弯症とされ、思春期の女子に多く、2%程度の罹患率があるという。
10度からが側弯症とされているが、実際に治療が必要になるのは30度前後からで手術が視野に入る重症となるのは40度以上のよう。
精密検査という響きが緊張をもたらし、本人より親の方がドキドキしながら診察を受けたが、結果は16度程度で軽度ということだった。
既出の記事にも書いたが、娘は小学校低学年からなかなかの勢いで背が伸びはじめ、小6で160cmを超え、中一の今、ペースは落ち着いている。
歪曲についても今後の成長がどの程度見込まれるか(多くは身長が伸びる過程で歪曲するらしいので)を含めて判断するよう。
娘は伸びるピークは過ぎているので、おそらく今後も問題ないでしょうとのことも、紹介状(後日学校を通じてもらった)をもって半年後、再び専門医の診察を受けるよう言われ、病院のリストを渡された。
大病院多数のリストから近くて交通の便がいいところを選んだのだが…。
少ない経験のなかでも、初診の大学病院は待つ!!ということは頭に入っている。
覚悟しつつも、春休みの平日はどんな具合なのか。
受付は8:30からだが、我々が受付したのは9:40。
初診は予約できない。
総合受付を済ませたあと、増築を重ねたような複雑な院内を歩き奥の方にある整形外科に辿り着く。
待合の場所にある整形の液晶掲示で診察室は5つ稼働していることがわかる。
が、「本日予約200人以上のため、予約の方もお待たせします」との表示…。マジか。
そこで、第一の「ひょ~」。
その後、整形外科の受付の看護師さんに総合受付で渡されたファイルを出すと、そこに入っていた圧着式はがき状(ハガキよりは大きいが)の紹介状を見て、「これ、紹介状じゃないんで7000円(→紹介状無しの負担金)たぶんかかりますよ」(→総合受付ではなにも言われていない)と、ドライなお言葉に第二の「ひょ~」。
でも前回検診時には紹介状って言われたのに、ダメなの?! つーか、聞いてもいないのにそれ言う?みたいな。
でも、そこでなんちゃら言ってどうなるものでもなし、必要ならしょうがないと、「そうなんですか…?!」で済ませ、廊下の案内線を辿ってレントゲン室へgo。
そして、レントゲンから戻ってきた時点で10:30。
ここまでは、順調だった。
次回へ続く。
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