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プロダクトマネージャー(PM)として2023年を軽く振り返ってみた
プロダクトマネージャー(PM)として2023年を軽く振り返ってみました。今年の出来事ベスト3です。
●第3位 ハノーバーメッセで沢山の出会いあり
4年ぶり5回めのハノーバーメッセに行きました。世界最大の産業系展示会で、最新の産業オートメーションの技術や動向に触れられる以外に、私にとっては人との出会いが最大の魅力です。
日本から来られているお客様とも深く対話できますし、出展されている企業の方々と将来的な可能性や展望について話をするのも刺激になります。今年のハノーバーメッセでは複数の新たな機会を見つけることができました。そのほとんどが、その後の仕事にも繋がっています。
海外出張には費用面からも、なかなか気軽に行けないですけど、少なくとも今年のハノーバーメッセは私にとっての投資対効果は大きなプラスだったと感じています。
●第2位 現場にいっぱい行った
コロナ禍明けの2023年、沢山の工場の現場を見せてもらえました。仕事で6か所、自腹で3か所、海外を含め計9か所の現場を見学。
制御機器が使われている現場を実際に見ることはPMには欠かせまん。
現場を見ることは、現場を知ること以外に2つの意義があると感じています。
1つは、現場でのお客様とやる対話の解像度が高まること。実機を目の前にして話をすると、会話の具体性が段違いに高まります。新たな着想も湧きやすい気もします。刺激を受けるからでしょうか。
もう1つは、お客様との関係性が高まること。「現場、見ますか?」そう言っていただけるお客様は、課題やアイデアを持たれていることが多いように感じます。そういう方と現場で話をさせてもらう機会はとても貴重です。
●第1位 新商品を発売した。
PMの一番の醍醐味はやはりこれ。
私の担当領域の場合、新商品を企画・発売できるチャンスは毎年やってくる訳ではありません。
今年発売した新商品は(詳しくは書けないですけど)、商品企画上ちょっと難しい位置づけの商品でもあり、社内の企画を通すのにも工夫が必要でした。そんな工夫や苦労もよい経験になりましたし、次に繋がる手応えも得られました。
以上、プロダクトマネージャーとしての2023年を振り返ってみました。
これらのベスト3は、
「最先端とリアルな現場の両方に触れつつ、それらに関わる人たちとの対話を通して、新しい価値を創出する」
と要約できます。これはまさにPM・企画の仕事そのものです。こんな総括ができた2023年は、私にとって良い1年だったと言えます。来年も、最先端と現場に触れつつ、それらに関わる人たちとの対話を深めて、より新しい価値が創出できる年になりますように。