第26回国家資格キャリアコンサルタント試験・論述(キャリ協)の再現答案(36点)
第26回国家資格キャリアコンサルタント試験(2024年7月)・論述(キャリ協)の再現答案です。得点は36点でした。
薄っぺらくて具体性に欠けていますが、事前に固めた「答案作成プロセスと時間配分」「答案の型」に沿って書き切れたのが良かったかな、と思います。
答案作成プロセスと答案の型を決めて望めたのは中小企業診断士を受験したおかげかな、と思います。
受験される皆さんの参考になれば幸いです。
再現答案(36点)
設問1
新卒で入社した会社を1年ちょっとで辞めて、祖母からは医療系国家資格を取ればどうかと言われたり、親からは安定した会社を目指しなさいと言われてプレッシャーがかかっている。早く動かなきゃと思うが失敗はしたくないし、どうしたら良いのかということ。
設問2
相談者の直前の発言を受け止めて質問をすることでラポールを促しつつ、祖母との関係や、アドバイスを受けた心境や背景を深堀りすることで、今後のキャリア支援の方向性と方策を見立てるため。
設問3
1)やりたい分野が持てていない自己理解不足。2)つきたい仕事や職種がわかっていない仕事理解不足。3)中長期のキャリアビジョンが描けていないことが問題だと考える。
1)自分のやりたい方向がわからず、たまたま大学の会社説明会に来た人がいい人だったので入社したと言っている。2)長く働けて安定した会社に入りたいと言っているが、仕事や職種については触れていない。3)理系が好きだったのに文系学部に入ったり、祖母に資格をとったらと言われて興味を持ちつつ混乱している点である。
設問4
失敗したくないとプレッシャーを感じる相談者の気持ちに寄り添いつつ、混乱する中でも相談に来てくれたことを労いラポールを強める。その上で、1)ジョブ・カード等を使って、子供の頃から好きだったことや経験したことを振り返り、関心や強みについて気づきを促す。2)併せて、jobtagを用いて、適性や関心とマッチする仕事や職種を調べてもらうことで仕事理解を促す。3)その上で、自分がやりたい分野や方向性、働き方や将来の自分像をイメージしてもらう対話をすることで、前向きかつ自律的に、進学や再就職を含めた次のキャリアの意思決定が行えるように支援していく。
以上です。