初めての女装#3
律・悠翔・啓太の三人は約10分しか待ってないが
セットも出したと言う事で先に女装することにした。
悠翔「てかさ、律以外のメンバー女装初心者だよな」
律「あ、そうか…悠翔君は知っていただけであって女装してないもんな」
悠翔「そう」
律「じゃあ…化粧は後回しにして服合わせていこうか」
悠翔「了解。」
啓太「やった!何か本格的だね」
悠翔「律は女装のプロだから」
啓太「なー、俺いつか女装部で動画投稿してみたい」
悠翔「あ!それスゲーわかる!」
律「せやな!でも、今は部活やから遊びとして楽しもう」
悠翔「そうだな。」
律「てか、二人はどんな感じになりたいん?」
啓太「俺は韓流ファッションがいい!」
悠翔「俺は特にはないな…」
律「なるほど、啓太君は韓流か」
悠翔「啓太は韓国すげー好きよな」
啓太「うん!食べ物もファッションも結構好きなんだよね」
律「マジで?それめっちゃ羨ましいやつ」
啓太「律は辛い物苦手?」
律「ちょー苦手。皆の甘いは辛いなんだよね」
啓太「悠翔と一緒じゃん!」
律「マジで?悠翔君も甘党なん?」
悠翔「かなりの甘党」
律「意外やな、啓太君が甘党のイメージがあるわ」
啓太「よく言われる。そんな事ないのに」
悠翔「そうなんだよ。正直すげー困る。」
律「よーし!こんなもんやな。俺の感覚でやけど二人に合いそうな感じにコーディネートしてみたから今日はこれを着てみよう!」
悠翔「ありがとう。早速来て見ようぜ」
啓太「いえーい!着よう着よう!」
律「一応、サイズは俺と悠翔君のお兄さんのサイズだから入るかどうかは保証しないよー」
啓太「大丈夫!少しぶかぶかなだけだった」
悠翔「うん、俺はぴったり」
律「…うーん」
啓太「どうしたの?何か納得してない顔だけど」
律「やっぱ駄目だ…ちょっと待ってて」
悠翔「は?待っててって言われても…」
律「やっぱ下着を着てまでが女装だよな!」
啓太「え?」
悠翔「は?…はあ?待て待て俺たちはそれも着るのか?」
律「もちろん。スカートの中は男物とかそれは女装じゃない!ただの試着だ!」
啓太「律が急にプロのスイッチが入った。」
悠翔「マジかよ…でも、分かんねー事もねーんだよな」
律「女装するなら心も女性にならなければならない。それが女装魂」
啓太「ほぇー…女装魂って凄いね」
悠翔「何か違和感」
啓太「感触が気持ち悪い」
律「最初はそんなもんだよ。時期になれるよー」
啓太「そうかな…ちょ…ポジションが」
律「ブラは俺が着けたるからとりあえず腕通して」
悠翔「へー…へー」
啓太「腕通したよー」
律「じゃあ、後ろ向いて」
啓太「はーい!」
悠翔「こんな所あの三人に見られたら何気に修羅場だよな」
律「ま、まだ来ないやろ。大丈夫やって」
ガラガラ
大樹「三人ともごめんめっちゃ遅くな……え?」
まさかの登場で修羅場みたいな雰囲気になった。