欅坂46と9枚目シングル

はじめまして。

はじめてnote(ブログ)を書きます。書くからには他の人が書いていないような内容を記していきたいと思っています。

よろしくお願いします。


さて、内容についてですが、題名の通り欅坂46(今は改名して櫻坂46となっていますが)と″9″という数字についてです。

これも前提として言っておきたいのですが、私が欅坂46に興味を持ちファンになったのは改名発表をした2020年の7月頃です。ほとんど欅坂としての活動を見ることができず、過去の動画や文献から情報を得ています。
また、私はクラシック音楽が好きでもあるので今回は主にそのことの関連についてです。

欅坂46、また平手友梨奈がセンターとしてのシングルは8枚目の「黒い羊」が最後となりました。その後の9枚目の「10月のプールに飛び込んだ」はご存知の通り幻となり、その次の「誰がその鐘を鳴らすのか?」が数字無しでのラストシングルとなりました。

この8.9.10という数字はクラシック音楽についても大きな意味を持っています。それは「第九の呪い」というものです。有名な作曲家の数多くが交響曲の9番を書く前後に亡くなっているのです。クラシック音楽に詳しくない方に交響曲について、誤解を恐れずにいうとアイドルの「シングル」のように代表となる曲です。
一番有名な作曲家と言っても過言ではないベートーヴェンは交響曲を9番(いわゆる合唱付き、第九)まで書き亡くなりました。


他にもドヴォルザークも9番「新世界より」、シューベルトも番号については諸説あるが9番「グレート」、ブルックナーも10番も書いていましたが、形として残っているのは9番(これについても未完であるが完成形として今日演奏されている)までです。

そして中でも私が注目したいのはマーラーという作曲家です。このマーラーという人物を欅坂の深いファンの方なら聞いたことがあるのではないでしょうか?



そう、「キミガイナイ」の中の歌詞に出てきています。

このマーラーという作曲家は交響曲を8番まで書き、マーラー自身も「第九の呪い」を知っており9番を書くと死んでしまうと恐れ、番号を付けずに「大地の歌」という交響曲を書きました。その後、第9番を書きその時点では亡くなりませんでしたが、10番を書いている途中に亡くなってしまいました。

この構図が私は非常に欅坂46と似ていると感じます。

8番までは平手友梨奈がセンターのいわば完全な状態でのシングルでした。しかし、9番である「10月のプールに飛び込んだ」は様々な理由により飛び、数字をつけないラストシングルの「誰がその鐘を鳴らすのか」が最後となりました。

もちろん、クラシックとアイドルでは全く違うし単なる偶然なのですが、境遇が似ているのは確かだと感じます。9という数字は作曲家、アーティストにとって超えるのが難しいハードルなのではないでしょうか。

ここからは欅坂46とマーラーについての話です。

途中に出てきた「キミガイナイ」についてですが、この曲の裏テーマは葬送行進曲です。これは歌詞や踊りからわかります。



まず、冒頭の歌詞から読み解くと、『誰が聞いているのだろうマーラーの憂鬱な交響曲』これはとても印象的です。

Twitterを遡ってみたところこの曲が発表された当時、クラシックファンから叩かれており炎上していたそうです。「『誰が聞いているのだろう』とはどういうことだ!」という言い分らしいです。

先程裏テーマは葬送行進曲と言ったのですが、これはこのマーラーと踊りに由来しております。この曲の冒頭、渡辺梨加を数人のメンバーが抱えており特徴的な振りつけとなっていますが、これは棺桶を持って行進する動物の葬儀を表しています。

これについては本日フラゲ日として発売された「僕たちの嘘と真実」の特典映像の石森虹花がインタビューで同様の内容を発言しており、童話からTAKAHIRO先生が持ってきたと言っています。

※また、このインタビューから欅坂46の全ての踊りには踊りや文化、伝統芸能などの元ネタがありそれをTAKAHIRO先生が歌詞から欅坂に落とし込んでいるということもわかりました。

TAKAHIRO先生は童謡と言っておりその元の童謡を探すことはできなかったのですが、TAKAHIRO先生はこの『マーラーの憂鬱な交響曲』という歌詞からマーラーと親交深かったワーグナーのオペラである「パルジファル」での王様を担ぐシーンを踊りに採用したのではないでしょうか。
また、マーラーには葬送行進曲という形態?の音楽を取り入れており、交響曲の1番・2番・5番など様々な場面で用いられています。

実際これについては「キミガイナイ」が発表された当初の菅井友香のブログにヒントとして記されています。これが答えになっていれば幸いです。


そしてマーラーと欅坂46についてもう一つあります。
それは先日行われた「THE LAST LIVE」です。

私はこのライブが最初で最後の実際に参加できた欅坂のライブだったのですが、冒頭から泣きました。

なぜなら、冒頭メンバーがステージの方に歩いているシーンで使われていたBGMが両日ともマーラーの交響曲第5番の第4楽章、通称「アダージェット」だったのです。このライブで欅坂46以外の既存の曲が使われたのはこの曲だけだったと記憶しています。

このアダージェットについてはクラシックの中でもいわゆる王道な曲で感傷的なメロディーでお葬式に使われることが多い楽器なのですが、実はマーラーが妻のアルマのために書いた愛の手紙のようなものです。

この楽曲が使われた意味は不明ですが、マーラーと欅坂46について無理矢理ではありますが少し繋がりがあるのではと思ってしまいます。
恐らく、欅坂46のスタッフの大人たち(特に秋元康さん)が好きでマーラーのゆかりのものを入れたのだと思いますが、マーラーの楽曲と欅坂46の楽曲もどこか似ているのではないかと感じてしまいます。

はじめてブログというものを書いたので、話が飛び飛びだし誤字脱字も多いかもしれませんが、自分にしかない視点で書きたいと思っていのでそれが伝われば幸いです。また気が向いたら書こうと思います。

ありがとうございました。

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