岡 一夏

俳人。俳号「岡 一夏(おか いっか)」または「いかちゃん」。楽園、いつき組(風組、生き物同好会)、薪の会、ルビイ。2019年夏より作句開始。11月の自句→  くもの巣の朽ちてももいろ冬はじめ  次の死の島へ時雨を漕ぎゐたる  沢庵や一灯に足る座敷牢  石蕗の花や文学館に遺書

岡 一夏

俳人。俳号「岡 一夏(おか いっか)」または「いかちゃん」。楽園、いつき組(風組、生き物同好会)、薪の会、ルビイ。2019年夏より作句開始。11月の自句→  くもの巣の朽ちてももいろ冬はじめ  次の死の島へ時雨を漕ぎゐたる  沢庵や一灯に足る座敷牢  石蕗の花や文学館に遺書

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【お知らせ】第39回いかすみ句会

こんばんは。いかちゃんです。 第39回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください(新規アカウント作成をご希望の方は、X(Twitter)にてご連絡をば)。先着60名様まで参加して頂けます。 兼題等は以下の通りです。 【兼題1】季語「懐炉」を用いた取り合わせの句 1句 【兼題2】季語「

    • 【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.10.27

      背中より弱火にせよと秋の暮作者:黒岩徳将 出典:句集『渦』(港の人・2024) 季語は「秋の暮(あきのくれ)」で、秋。文字通り、秋の夕暮れのこと。“寂しさ”あるいは“もののあはれ”の象徴として、古代から盛んに詠まれてきました。その歴史の長さ・例句の多さゆえ、本意を掴みやすい季語だと言えますが、同時に、既存の情緒から抜け出しにくい(→類想に陥りやすい)とも言え、実作の上ではなかなか厄介な季語でもあります。 掲句は、台所で何かを調理する場面。季語からして、夕食の準備でしょう。

      • 【お知らせ】第38回いかすみ句会

        こんばんは。いかちゃんです。 第38回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください(新規アカウント作成をご希望の方は、X(Twitter)にてご連絡をば)。先着60名様まで参加して頂けます。 兼題等は以下の通りです。 【兼題1】季語「綿虫」を用いた取り合わせの句 1句 【兼題2】季語「

        • 【お知らせ】第37回いかすみ句会

          こんばんは。いかちゃんです。 第37回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着60名様まで参加して頂けます。 兼題等は以下の通りです。 【兼題1】季語「木の実」を用いた取り合わせの句 1句 【兼題2】季

          【お知らせ】第36回いかすみ句会

          こんばんは。いかちゃんです。 第36回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着60名様まで参加して頂けます。 兼題等は以下の通りです。 【兼題1】季語「障子貼る」を用いた取り合わせの句 1句 【兼題2】

          【お知らせ】第36回いかすみ句会

          【お知らせ】第35回いかすみ句会

          こんばんは。いかちゃんです。 第35回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着60名様まで参加して頂けます。定員を増やしました! 兼題等は以下の通りです。 【兼題1】季語「赤のまんま」を用いた取り合わせ

          【お知らせ】第35回いかすみ句会

          【お知らせ】第34回いかすみ句会

          【6/20(木)7:00追記】定員いっぱいになりました。いつもたくさんのご参加ありがとうございます! こんばんは。いかちゃんです。 第34回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着40名様まで参加して頂け

          【お知らせ】第34回いかすみ句会

          【お知らせ】第33回いかすみ句会

          【5/21(火)1:00追記】定員いっぱいになりました。いつもたくさんのご参加ありがとうございます! こんばんは。いかちゃんです。 第33回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着40名様まで参加して頂け

          【お知らせ】第33回いかすみ句会

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.05.05

          家々の隙間に川や鯉幟作者:古田秀 出典:愛媛新聞 青嵐俳談 21.06.04 季語は「鯉幟(こいのぼり)」で、初夏。五月五日の端午の節句において、子どもの成長・出世・健康を願って立てる鯉の幟です。江戸時代から続く伝統行事ですが、令和現在でもポピュラーな風習であり、親しみやすい季語のひとつと言えるでしょう。 掲句の魅力は、なんといっても映像喚起力の高さ。それも、緻密な描写の言葉があるわけではなく、引いたカメラで集落全体をおおらかに映しているだけにも関わらず、その中身までくっ

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.05.05

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.04.28

          蜜蜂に個の時間あり花の中作者:山崎垂 出典:『楽園』第1巻第1号(2021) 季語は「蜜蜂(みつばち)」で、春。社会性を持ち集団生活をする昆虫といえば、「蟻」と「蜂」が筆頭でしょう。「蟻」は夏の季語ですが、「蜂」は春の季語であり、春という季節ののどやかさ、優しい青空の映像も背負っていると言えそうです。ほか、養蜂や農家における受粉の補助といった人間との関わりもあれば、種によっては非常に獰猛で危険であったりと、様々な側面を持つ季語ですね。 掲句は、一読してハッとさせられる衝撃

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.04.28

          【お知らせ】第32回いかすみ句会

          【4/21(日)3:00追記】定員いっぱいになりました。いつもたくさんのご参加ありがとうございます! こんばんは。いかちゃんです。 第32回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着40名様まで参加して頂け

          【お知らせ】第32回いかすみ句会

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.03.31

          鳩ばかり春雨のモータープール作者:イサク 出典:句具ネプリ 2024 春号 季語は「春雨(はるさめ)」で、晩春を中心に三春。一般的には三春の季語(春の間ずっと使える季語)ということで良いのですが、僕は「春の雨」が初春・仲春、「春雨」が晩春というふうに使い分けることにしています。「はるさめ」という語感が、晩春の暖かく優しい雨にふさわしい気がするんですよね。 掲句も晩春をイメージして読みました。「モータープール」とは、駐車場のこと。「鳩ばかり」とありますが、雨が降っているわけ

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.03.31

          【お知らせ】第31回いかすみ句会

          【3/26(火)5:00追記】定員いっぱいになりました。いつもたくさんのご参加ありがとうございます! こんばんは。いかちゃんです。 第31回いかすみ句会を開催します! 今回も野良古さん作成の句会サイト「夏雲システム」を使わせて頂きます。野良古さん、いつもありがとうございます! いかすみ句会のページはこちらです。 今回も、アカウントを既に持っていらっしゃる方のみ参加可能とさせて頂きます。前回までと同様、句会ページにて参加ボタンを押してください。先着40名様まで参加して頂け

          【お知らせ】第31回いかすみ句会

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.03.17

          みづからのさへづりを追ひかけてゆく作者:田中木江 出典:愛媛新聞 青嵐俳談 22.03.25 季語は「さへづり」で、春。鳥の鳴き声のこと。主に、小型・中型の鳥たちの求愛の声を指します。「春の鳥」「百千鳥」とは異なり、あくまでも“声”を指す聴覚の季語で、その背景に鳥たちの映像を持つという感じですね。また、漢字の「囀」、現かなの「さえずり」、旧かなの「さへづり」で字面の印象がずいぶん異なるので、表記の選択も楽しめる季語と言えるでしょう。 掲句、一読して分かるように、季語「さへ

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.03.17

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.03.03

          マスタード一人一盛り春灯作者:北野きのこ 出典:愛媛新聞 青嵐俳談 22.04.08 季語は「春灯(はるともし)」で、春。灯りは「夏の灯」「秋の灯」「冬の灯」と一年を通して季語になっており、その詠み分けを通して季節感についての考えを深めることができるモチーフのひとつです。 「春灯」は、同じく春の季語である「朧」の雰囲気の中にあり、しっとりと柔らかく優しく光る印象を受けます。生活季語として確かな映像を持ちつつ、「春」「春の夜」「春の闇」「朧」といった時候・天文の気分を乗せるこ

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.03.03

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.02.18

          薬屋に辛夷咲いたと父の言ふ作者:西田月旦 出典:おウチde俳句くらぶ 第3回おウチde俳句大賞 季語は「辛夷(こぶし)」で、初春・仲春。この季語については、どんな花であるのか一発で分かる有名な佳句があります。「青空に喝采のごと辛夷咲く/白濱一羊」。まことにその通りで、ときには20メートルにもなる樹高、大きく広がる枝々、そこにびっしりと咲き乱れる白き花々は、本格的な春の訪れを寿ぐかのようです。 なお、「こぶし」の名は、花の形が子どもの握りこぶしに似ているから(諸説あり)、「辛

          【俳句鑑賞】一週一句鑑賞 24.02.18