ぱんだプレゼン大会【外伝①】 落語を通して伝えたいこと
4月11日(日)
私が住んでいるシェアハウスで、プレゼン大会がありました。
総勢16名の住民が「あなたはどこからきてどこへ向かうのか」というテーマで、10分(超える人もたくさんいたけど笑)のプレゼンをそれぞれ披露。
自分自身についてのテーマということもあり、
それぞれ個性的で熱のこもった素晴らしいプレゼンばかりだった中…...
私はというと、
創作落語を披露しました!!(もはやプレゼンではない笑)
プレゼン上手なハウスメンバーの中でインパクトを残すには…?
と迷走した挙句、あらぬ方向にたどり着いたのは否めないが、
この表現方法には一応いくつかの意図があります。
今回の投稿では【外伝】と題して
プレゼンの意図と、プレゼン内では時間の都合上?語ることができなかった
「で、お前は結局どこへいくの??」
の部分を補完して説明していきたいと思います
↑わざわざAmazonで着物を購入して落語に挑む。。。
【前提】 3月で仕事を辞めました
実は先月末をもって会社を退職しました!
3年間務めた医療・介護ベッドメーカーの営業職から離れ、どこにも所属しない完全フリーの身となりました。
理由は「来年春の大学院進学を目指し入試対策をするため」
一言で述べるとこんな感じですが、今後やりたいことやこの1年で得たい経験などもあるので徐々に説明していくつもりです。
ただ、今回の落語ではこの退職の部分はほとんど触れることなく、私が生まれてからどのような環境で育ち、どのような価値観を獲得し、なぜ今シェアハウスに住むことになったのか、人生のきっかけとなる物語を話していきました。
【本題】 落語を通して何を伝えたかったの?
一見するとふざけているように見えたこの落語、実はけっこう裏目的があったんだぞ!
というのを書いていきます。
1. 本気でふざけると面白い!
好きな言葉に「才能の無駄遣い」があります。
自分がハマるコンテンツには
「すごくクオリティの高いものだけど、どこかふざける要素が入っている」ものが多い。
これらに共通するものは、
純粋な遊び心 × 本気で突き詰めるクオリティ = 最高に面白いコンテンツ
という公式があるような気がします。
もちろん私は落語家でもなく、ましてや今回初挑戦だったこともあり、
そこまでのクオリティが出せたとは思っていないが、
本気でふざけているからこその面白さを伝えたいという意図があります。
2. 自己表現の多様性
今回のプレゼンテーマは「自分自身について」
通常のプレゼンであれば文字やスライドによる視覚情報、
プレゼンターの声による聴覚情報をメインとして、
そこに身振りなどを用いて情報を補っていくだろう。
それに対し今回の落語は、
スライドが一切なく、声と身振りのみで構成されています。
一見すると情報が少ないように思えても、ここには意味があります。
私は落語という文化を使い、
興味の対象や大切にする価値観を表現したい!と思いました。
特に価値観の部分でいうと、
人生を一つの物語として捉えるということ
常にユーモアを持って生きていきたいという思い
多くの人の縁によって今が成り立っているという感覚...
これらを言葉だけでなくコンテンツそのもの、噺家(私です笑)の身振りや雰囲気を通して表現したい!と考えました。
3. ”感性”に訴えかける実験
前段でも書いた通り、
通常のプレゼンは伝えたい内容をなるべく端的に、論理立てて伝えるためにスライドや効果的な演出を用います。
イメージとしては、”成分が濃縮された栄養サプリメント”
それに対し、落語で目指したのは、”100%果汁のジュース”
今回の私の中の主題は
「自分の感情を100%の濃度で表現し、あとは受け手の文脈に委ねる」ことでした。
抽象化すると感情は排除されやすい。
だから、あえて加工をせず、ありのままの感情を表現する-。
そこから何を感じ取るか、意味づけは受け手に委ねるという方法をとりました。
その結果、
ハウスメンバーからもらったリアクションが、
感性に寄ったものが多かったことも興味深い結果でした!
終盤、素直になれない自分を後悔するシーンでは、その場の空気が張り詰め全員が真剣な表情で聴いてくれました。
【まとめ】 ”受け入れる力”
つらつらと、真面目ぶって書いてきましたが、
最後にもっとシンプルに考えてみると、
今回のプレゼン大会を通しての収穫は
「自分のありのままを表現して、それを仲間に受け入れてもらったこと」
な気がします。
心に素直になることができなかったここ数年を経て、
ようやく自己開示することができた。
自分を受け入れてくれる存在の大切さに気づくことができた。
それが何よりの学びでした。
そしてプレゼンターみんなの最高のプレゼン。
泣いて笑って、色々なドラマがあって
みんな苦労も経ながらも、前を向いて人生を楽しんでいる。
ここは人のありのままを受け入れる土壌があるシェアハウスだと
実感することができた1日でした!
To be continued…
(全然これからのこと書けてない…次に書きます笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?