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軽快なサバキの石運び【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手041】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:効率的なサバキ】
 白1の打ち込みに、黒2と外側を厚くしながら、左辺や下辺の白への攻めを見られた局面。白は効率的な補強を目指したいところ。

【正解図:見合いの筋】
 白1と様子見するのが好手。黒2と下辺を分断された瞬間、白3が冷静。AとBを見合いにして、左辺の白を補強できる格好になります。

 黒4には白5と左辺の安全を確かめて白十分。黒6以下で下辺の白が飲み込まれますが――、

 白11以下と下辺の黒陣拡大を先手で防ぎながら、左辺の黒への攻めをにらんで白悪くない展開です。

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