okao囲碁戦術図鑑

囲碁の定石や布石など、実戦で勝つための知識を中心を紹介します。週4以上で7~8時頃に記…

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囲碁の定石や布石など、実戦で勝つための知識を中心を紹介します。週4以上で7~8時頃に記事を投稿します。棋力は野狐8~9段、YouTubeでは囲碁実況や解説、講座など発信しています。(有料記事と無料記事の割合は3:1で上げていく予定)

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図で探せる囲碁戦術ノート【研究記事の早引き】

 本記事では、定石や布石などの記事を図を見て探せる構成でまとめます。(更新日:2024/11/06) 星の三々定石・三々定石スベリ型の後続手段【定石】 ・三々定石トビ型の意図と攻略【定石】 ・三々定石の切り戦法解析【定石】 ・三々定石難解形のカケツギ型解析【定石】 ・三々定石難解形のケイマ封鎖型解析【定石】 ・三々定石難解形を回避するツギ型解析【定石】 ・三々定石手抜き型を咎めるコツ【定石】 ・三々定石後のケイマガケ戦法解析【定石】 ・シチョウ活用の三々定石トビ戦法【定石】

    • 小目の三間高バサミへの大斜定石解析【定石】

      テーマ図「大斜定石の新戦術」  黒1の三間バサミに、白2の大斜ガケが厄介な抵抗策。白はどのような打ち方を想定しているのか、具体的な打ち方を見ていきます。 1図(足早に展開) 黒1から7と穏やかに受けられた場合、白8と大場へ走る余裕が生まれるので白悪くない展開です。

      • 小目の大ゲイマジマリのハネ二段解析【定石】

        テーマ図「ハネ二段の奇策解析」  白1、3と上辺の進出を止めるのが流行形の1つ。外側を両アタリが気になる中、黒はどのように受けるべきか検証していきます。 定石手順(実戦頻出の戦型)  白1のツケが小目の大ゲイマジマリに働きかける現代手法。黒2から6と反発された後、白7以下と整形するのが一本道の進行です。

        • 小目の三間バサミ攻略の大斜ガケ【定石】

          テーマ図「大斜ガケの三間バサミ攻略」  白2が三間バサミを攻略する有力策。シチョウが白良しである条件を満たせていれば、互角以上の進行が期待できます。 1図(足早に展開) 黒1から7と穏やかに受けるなら、白8と大場に走る余裕が生まれるので白悪くない展開。 参考図1(手堅い受け方)  黒1のノゾキには、白2以下と整形するのがポイント。AとBを見て、黒からの追及をかわせています。 参考図2(主導権を握る)  黒1、3と地を稼がれた場合、白4以下と右辺の黒への攻めを横目に、

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        図で探せる囲碁戦術ノート【研究記事の早引き】

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          小目の三間高バサミへの大斜定石解析【定石】

          テーマ図「大斜定石の新戦術」  黒1の三間バサミに、白2の大斜ガケが厄介な抵抗策。白はどのような打ち方を想定しているのか、具体的な打ち方を見ていきます。 1図(足早に展開) 黒1から7と穏やかに受けられた場合、白8と大場へ走る余裕が生まれるので白悪くない展開です。

          小目の三間高バサミへの大斜定石解析【定石】

          小目の大ゲイマジマリのハネ二段解析【定石】

          テーマ図「ハネ二段の奇策解析」  白1、3と上辺の進出を止めるのが流行形の1つ。外側を両アタリが気になる中、黒はどのように受けるべきか検証していきます。 定石手順(実戦頻出の戦型)  白1のツケが小目の大ゲイマジマリに働きかける現代手法。黒2から6と反発された後、白7以下と整形するのが一本道の進行です。

          小目の大ゲイマジマリのハネ二段解析【定石】

          小目の三間バサミ攻略の大斜ガケ【定石】

          テーマ図「大斜ガケの三間バサミ攻略」  白2が三間バサミを攻略する有力策。シチョウが白良しである条件を満たせていれば、互角以上の進行が期待できます。 1図(足早に展開) 黒1から7と穏やかに受けるなら、白8と大場に走る余裕が生まれるので白悪くない展開。 参考図1(手堅い受け方)  黒1のノゾキには、白2以下と整形するのがポイント。AとBを見て、黒からの追及をかわせています。 参考図2(主導権を握る)  黒1、3と地を稼がれた場合、白4以下と右辺の黒への攻めを横目に、

          小目の三間バサミ攻略の大斜ガケ【定石】

          小目のツケ引き定石の流行形解析【布石】

          テーマ図「ツメの現代戦術」  黒1は右辺の白へ迫る狙いを横目に、右上の黒陣を固める狙い。白は効率良く守るため、工夫が求められる局面です。 1図(打ち込みの狙い) 白1など大場へ走るのは、黒2以下と右上の黒陣を固められて、黒の実利が勝るワカレです。 2図(巧妙な守り方) そこで、白1と黒2を交換した後、白3以下と右辺を固めるのが好手順。ポイントは、右上の黒陣に手を残せていることです。

          小目のツケ引き定石の流行形解析【布石】

          小林流で注意したい奇策の正体【定石】

          テーマ図「大ゲイマ受けへの奇策」  黒2の二間バサミに、白3と受けるのが常套手段。ただし、小林流の構えでは、準備しておかないと危うい戦術が潜んでいます。 1図(目指したい姿) 黒1、3と受けられた場合、白4以下と右下の黒1子を飲み込んで、白の実利が勝るワカレになります。  黒9と切られても、白10以下と先手で右下を固めながら、大場へ先着できるので白悪くない展開です。 参考図1(大同小異)  黒1から5と受けられても、白6以下と実利を稼げるので、白が打てる展開へ導けます

          小林流で注意したい奇策の正体【定石】

          小目の一間高バサミへの大ゲイマ受け戦法【定石】

          テーマ図「大ゲイマ受け戦法」  白2と受けられた瞬間、黒3と大ゲイマで受ける実戦例が増えています。足早に展開できる長所があり、新たな流行形になるかもしれません。 1図(軽快な石運び) 白1と受けられた場合、黒2以下と右辺の黒1子を捨てて、右辺の黒地を固められるので黒十分。

          小目の一間高バサミへの大ゲイマ受け戦法【定石】

        記事

          強襲かわす捨て石のサバキ【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手035】

           このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください! 【テーマ図:絶体絶命の戦況】  黒1、3と右辺の白へ迫られた局面。白はどのように逆境を覆したのか。ポイントは、捨て石作戦でかわすことです。 【正解図:見事な仕上げ】  白1のツケが好手。黒2以下で白4子が取られて、白が苦しい姿に見えますが――、  白7と黒8を交換した後、白9とアテるのが好手順。黒はコウにされる訳にいかないので

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          小目のツケ引き定石の流行形解析【布石】

          テーマ図「ツメの現代戦術」  黒1は右辺の白へ迫る狙いを横目に、右上の黒陣を固める狙い。白は効率良く守るため、工夫が求められる局面です。 1図(打ち込みの狙い) 白1など大場へ走るのは、黒2以下と右上の黒陣を固められて、黒の実利が勝るワカレです。 2図(巧妙な守り方) そこで、白1と黒2を交換した後、白3以下と右辺を固めるのが好手順。ポイントは、右上の黒陣に手を残せていることです。

          小目のツケ引き定石の流行形解析【布石】

          小林流で注意したい奇策の正体【定石】

          テーマ図「大ゲイマ受けへの奇策」  黒2の二間バサミに、白3と受けるのが常套手段。ただし、小林流の構えでは、準備しておかないと危うい戦術が潜んでいます。 1図(目指したい姿) 黒1、3と受けられた場合、白4以下と右下の黒1子を飲み込んで、白の実利が勝るワカレになります。  黒9と切られても、白10以下と先手で右下を固めながら、大場へ先着できるので白悪くない展開です。 参考図1(大同小異)  黒1から5と受けられても、白6以下と実利を稼げるので、白が打てる展開へ導けます

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          小目の一間高バサミへの大ゲイマ受け戦法【定石】

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          小目の一間高バサミへの大ゲイマ受け戦法【定石】

          日本の福岡、ベスト8入りならず【第1回南洋杯世界囲碁マスターズ・2回戦】

           11月3日に「第1回南洋杯世界囲碁マスターズ」の2回戦が中国で行われ、日本の福岡航太朗七段は中国の李軒豪九段に敗れ、日本勢は全滅となった。3回戦は11月5日に同所で行われる。 【2回戦の結果】※左側が勝者 李軒豪(中)―福岡航太朗(日) 辜梓豪(中)―許皓鋐(台) 廖元赫(中)―申旻埈(韓) 党毅飛(中)―謝科(中) 卞相壹(韓)―丁浩(中) 王星昊(中)―柯潔(中) 李欽誠(中)―曾富康(マレーシア) 申眞諝(韓)―連笑(中) 【3回戦の組み合わせ】 李軒豪(中)―李

          日本の福岡、ベスト8入りならず【第1回南洋杯世界囲碁マスターズ・2回戦】

          日本の福岡七段、世界16強入り【第1回南洋杯世界囲碁マスターズ・1回戦】

           11月2日に「第1回南洋杯世界囲碁マスターズ」の1回戦が中国で行われ、日本の許家元九段、余正麒八段、大竹優七段、福岡航太朗七段、上野愛咲美五段が出場し、福岡七段が2回戦へ進出。明日に行われる2回戦では、中国の李軒豪九段と対決する。 【1回戦の結果】※左側が勝者 福岡航太朗(日)―周泓余(中) 許皓鋐(台)―許家元(日) 党毅飛(中)―余正麒(日) 李欽誠(中)―大竹優(日) 丁浩(中)―上野愛咲美(日) 卞相壹(韓)―古力(中) 申旻埈(韓)―陳亦函(シンガポール) 申眞

          日本の福岡七段、世界16強入り【第1回南洋杯世界囲碁マスターズ・1回戦】

          小目の二間ジマリのツケ攻略【定石】

          テーマ図「ツケ攻略の配石」  黒1と低く構えたのは、白2のツケを攻略する作戦の一環。黒はどのような変化を用意しているのか、具体的な打ち方を紹介します。 1図(一本道の進行) 黒1以下と分断するのが出発点。白はAとBの二択が考えられますが、黒良しのワカレへ収束します。 2図(安全の確保) 白1と受けられた場合、黒2と手堅く受けるのが好手。AとBを見て、安全を図れています。 Aの変化図(手厚い布陣)  例えば、白1と上辺を固めるなら、黒2と左上の白2子を飲み込めるので黒十

          小目の二間ジマリのツケ攻略【定石】

          2024年10月の記事まとめ

           2024年10月の記事をまとめました。来月から南洋杯、農心杯など世界戦が行われます。日本勢がどこまで勝ち進めるか、本ブログでも紹介していきます! ■定石・布石 10/02:両ガカリのコスミ受け型解析【定石】 10/03:目外し攻略の三々入り戦法【定石】 10/04:目外しのケイマガカリ活用術【定石】 10/06:簡明に高目を攻略するコツ【定石】 10/07:小目の二間ジマリへの新手法【定石】 10/08:小目の二間高ガカリへの安定した受け方【定石】 10/10:小目の一

          2024年10月の記事まとめ

          標的仕留めるモタレ攻めの模範【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手034】

           このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください! 【テーマ図:モタレ攻めの切り口】  白1と黒2を交換して、右上の黒をどのように攻めるかが焦点。周囲の白を効率良く補強することが求められています。 【正解図:切り違いの様子見】  白1、3と右下の黒陣へ働きかけるのが好判断。敵陣を固めるお手伝いに見えますが――、  黒4、6と受けるなら、白7以下と右辺を補強しながら、右上の黒を取

          標的仕留めるモタレ攻めの模範【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手034】

          肩ツキへの高いハサミ攻略【定石】

          テーマ図「高いハサミの攻略」  黒1の肩ツキに、白2と反撃するのは実戦例の多い打ち方。ちょっとした工夫を求められる攻防で、事前に準備しておきたい戦型です。 1図(一方的な守勢) 黒1、3と素直に分断するのは工夫不足。白2以下で左下の黒が一方的に弱い状況を作り出されて黒不満。 参考図1(フリカワリ)  黒1とかわすのは、白2以下と黒2子を飲み込まれて、左下を確定地にされた痛いところ。本図は白の実利に軍配が上がるワカレ。

          肩ツキへの高いハサミ攻略【定石】

          ツケノビ型の三連星攻略【布石】

          テーマ図「三連星のツケノビ型解析」  黒1のツケが三連星の布陣を活かす模様作戦。白はどのように臨むべきか、具体的な打ち方を紹介していきます。 1図(実利に軍配) 白1から5と受けるのは工夫不足。黒6と右辺を固められるだけでなく、右辺の模様拡大も狙われる態勢で白不満。 参考図1(大同小異)  白1から5と右下へ食い込んでも、黒6など大場へ走る余裕を与えるため、白イマイチな結果に。

          ツケノビ型の三連星攻略【布石】

          星の一間受けのツケ二段解析【定石】

          テーマ図「一間受けのツケ二段」  白1と受けられた後、黒2から4のツケ二段は珍しい手法。白はどのように受けるべきか、検証していきます。 1図(厚みに軍配) 白1から5と受けるのは、黒6と下辺方面を厚くされて白イマイチな結果になります。 参考図1(足の遅い展開)  かと言って、白1から3と外側を厚くするのは、黒4と大場へ先着されてしまいます。  白5、7と連打しても、黒8など好点へ走られるので白イマイチ。左下の黒は、AとBを見られて厳しく追及できません。

          星の一間受けのツケ二段解析【定石】