日本の広瀬、見せ場作れず【第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・第2戦】
9月6日に「第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」の第2戦が中国で行われ、中国の柯潔九段が日本の広瀬優一七段に勝利し、2連勝を飾った。明日の第3戦は、韓国の金明訓九段が出場する。
黒番の広瀬七段は、序盤のチャンスを掴めず劣勢に陥った。その後は手厚く押し切られて短手数の投了を余儀なくされた。日本は第1ラウンドで勝星を稼いで、第2ラウンドに繋げたいところだ。
急転直下の瞬間
【実戦譜:工夫が裏目に(△広瀬―柯潔)】
黒1と左上の白を取りにいったのが失策。白2と粘られて黒の負担が重い攻防となり、白優勢へ一気に傾いた。黒1でAと迫れば、黒が打ちやすい進行だったようだ。