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日本の一力、念願の世界戦優勝飾る【第10回応氏杯世界選手権・決勝五番勝負③】

 9月8日に「第10回応氏杯世界選手権・決勝五番勝負」の第3局が中国で行われ、日本の一力遼九段が中国の謝科九段に勝利し、対戦成績は3勝0敗で世界戦優勝を飾った。2005年のLG杯で張栩九段が優勝して以来、19年ぶりの快挙となった。

Golaxyの勝率と目数のグラフ(△一力―謝科)

 黒番の一力九段が中盤まで完成度の高い打ち回しを見せるも、急速に失速し形勢は絶望的に。互いに体力が削られた後半戦で、一力九段が一瞬の隙を突いて逆転、その後は隙のない石運びで収束し、世界一の栄冠を掴んだ。


読み切りの切断

【実戦譜:戦いの主導権握る(△一力遼―謝科)】
 白1とハネられた瞬間、黒2から4が的確な反撃。際どい攻防になるが、全ての黒を守り切れる進行なので、黒有利な展開となった。

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