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不利な戦況を覆すサバキ【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手042】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:弱い石の対処法】
 黒1は左辺と上辺の白への攻めを見た意図。全ての白を支える必要があり、容易ではない局面となっています。

【正解図:追及のかわし方】
 白1と黒2を交換して左辺への攻めを緩和した後、白3と上辺を補強するのが機敏。黒4でAとBを見られて白不利な戦いに見えますが――、

 白5、7と上辺を整形するのが好手順。黒8と外側を厚くされても、白9以下で左辺の守りにも先着して、白悪くない戦果を上げられました。

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