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日本の一力が先勝【第10回応氏杯世界選手権・決勝五番勝負①】

 8月12日に「第10回応氏杯世界選手権・決勝五番勝負」の第1局が中国で行われ、日本の一力遼九段が中国の謝科九段に勝利し、白星スタートを切った。第2局は同所で8月14日に行われる。

Golaxyの勝率と目数のグラフ(△一力九段―謝九段)

 黒番の一力九段は中盤で苦しい戦況に陥るも、ギリギリのシノギを成立させて主導権を握る。その後、応氏杯ルールで一力九段がコミ2目で35分を追加するも、リードを守り切って貴重な1勝を掴んだ。


巧みなシノギ

【実戦譜:起死回生の脱出(△一力遼―謝科)】
 白1、3と迫られた瞬間、黒4以下と脱出したのが機敏。白Aは黒Bと中央の白を切り離す狙いがある上に、Cの逃げ出しも見て簡単に取られない形。この攻防を境に、一力九段が流れを掴む結果となった。

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