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日本の上野愛咲美五段、世界戦で準優勝【第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権・7回戦】

 6月27日に「第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権」の7回戦が中国で行われた。日本の上野愛咲美五段は敗れ、中国の周泓余七段が勝利する結果となり、優勝は周七段、準優勝は上野五段となった。

【6月27日:7回戦の結果】※左側が勝者
陸敏全(中)―上野愛咲美(日)
李赫(中)―藤沢里菜(日)
周泓余(中)―許瑞玹(韓)
李小渓(中)―崔精(韓)

【最終成績】
6勝1敗:周泓余(中)
5勝2敗:上野愛咲美(日)
4勝3敗:李赫(中)、李小渓(中)
3勝4敗:藤沢里菜(日)、許瑞玹(韓)
2勝5敗:陸敏全(中)
1勝6敗:崔精(韓)

 本棋戦は、世界戦では珍しい総当たりリーグ戦。1日の休息日を挟み、3連戦と4連戦が続く体力勝負の中、日本勢は優勝を逃すも健闘する結果となった。今後の世界戦での活躍が期待される。

 一方、韓国の崔精九段は調子を崩していると言わざるを得ない。もちろん、今年の3月に行われたSENKOCUPで優勝した実績があり、衰えている訳ではない。2022年には一般の世界戦・三星火災杯で準優勝を飾る歴史的な記録を残している超一流の棋士。これからの巻き返しに注目したい。

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